商品開発を始める前に
プレスリリースを書いてみる!?
「常識の枠を超えろ」「リミッターを外せ」と言われても、正直、困ってしまう人も多いのではないだろうか。ブレインストーミングをすると言っても、やり方がわからない人が大多数のはずだ。
そこで、私にもできそうで、面白いと感じたブレインストーミングの方法を紹介しよう。
とてもさりげなく、すごいブレインストーミングの方法を教えてくれたのは、ソフトウェア企業ゼンデスク(Zendesk)で開発チームの欧州リーダーを務めた後、今はソフトウェア企業Be My Eyesの最高技術責任者を務めるイェスパーだ。
「開発を始める前にチームのみんなで『プレスリリース』を書いてみるんだ。まだ何も始まっていなくても、すでに開発を完了した状態を想定して、どんなデザインなのか、どんなプレスリリースにしたいのかって想像してみる。
その製品が、もし『ニューヨーク・タイムズ』の表紙を飾るとしたら、どんなふうに取り上げられてるか?ってね」
いかがだろう。チームのみんなで『ニューヨーク・タイムズ』の表紙を飾っている様子を思い浮かべてみたら楽しそうではないか。

『ニューヨーク・タイムズ』がピンと来なかったら、どんなメディアでもいい。チームで作り上げたものが影響力のあるメディアに大々的に取り上げられているシーンを鮮やかに思い浮かべてみるのだ。
表紙にはどんな写真が使われているだろうか。見出しには何と書いてあるだろうか。そして、素敵な表紙を飾るためには、チームはこれから何をしていけば良いだろうか。
ワクワク妄想してみたら、チームの進むべき道筋が見えてこないだろうか。