直感的な露出補正、フィルム変更、絞り設定
スマートフォンのカメラ機能とデジタルカメラの操作面での大きな違いは、前者が画面内のUIのタッチで行うところを、後者では物理的なダイヤルやスイッチで直感的に行えるところにある。X halfの場合には、そこにフィルムやフィルター変更のための専用のタッチスクリーンが加わる。
具体的には、X halfの露出補正は上面のダイヤルで行い、フィルムシミュレーションと同様に、その変更結果はすぐにスクリーンに反映される。絞りは、レンズ脇のノブを動かして、A(オート)かf11〜f2.8の範囲で切り替えられるが、小さめのスクリーンでは確認しづらいところがある。


これらの直感的な操作は、以下の作例を撮る際にも被写体に合わせて調整や切り替えを行う上で大いに役に立ち、また、使っていて楽しさを覚える部分でもあった。
X half、カラー写真の作例
ここからは、X halfの作例写真をカラーとモノクロに分けて紹介する。選択には大いに悩んだが、その中の10枚を、以下に作例として、すべてノートリミング、ノーレタッチの撮って出しの状態で掲載している。「拡大画像表示」をクリックすると、撮影したデータをそのまま見ることができる。
X halfは、当然ながらカメラを縦に構えれば横長の写真も撮れるのだが、今回はあえて1400枚全部を縦構図で撮ってみた。




