金銭トラブルが原因!?
“絶縁解散”のレジェンドコンビ
近年の他の例では、「M-1グランプリ」決勝の常連で一時は優勝候補とも言われていた「和牛」の解散が記憶に新しい。考え方の違いを理由としながら、性格や行動面での不一致も指摘されており、「実質的には決裂に近い感じだった」などとウワサされる。同様に、実力派女性コンビ「尼神インター」も、コンビ間の不仲が原因とささやかれた。
関係悪化による「絶縁解散」パターンで、最も壮絶と言われるのが、今や名脇役として映画やドラマで活躍する俳優の石倉三郎が組んでいた、お笑いコンビ「コント・レオナルド」だろう。
昭和のお笑い界で名を馳せたコンビだが、トラブルが絶えなかった。象徴的なエピソードとして石倉が何度も語っているのが、コンビの絆や金銭に絡む問題だ。相方の故・レオナルド熊は、石倉に内緒でコンビ仕事を入れた末、なんと別の相方と舞台に出てギャラを得ることが度重なり、「もう信用できない」との思いから解散に至ったという。もちろん以後、両者がメディアで交わることはなかった。
定番はフェードアウト型
不祥事で活動減り休止も
いくつかの解散パターンを紹介したが、実際に最も多いのは、明確な解散を発表せずに、自然とコンビでの活動が消えていく「フェードアウト型」だ。ビートたけしのコンビ「ツービート」を筆頭に、「B-21スペシャル」「プリンプリン」「Take2」「DonDokoDon」「ジョーダンズ」など、コンビ名は知られていても活動を見かけなくなった例は数え切れない。コンビでの活動が減っている中で、わざわざ解散を宣言する理由がないことや、何かの機会にコンビ活動する可能性も残しているのだろう。
