「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになりたい」「韓国アイドルの話していることを聞き取りたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。今回は、『韓国語1年生』著者で、人気ブログ「ハングルノート」管理人のハングルノート加藤氏に「韓国語を身につけるのに役に立った勉強法」を聞いてみた。

「やってよかった!」学習法ベスト3
韓国語を勉強してみたいけど、何から始めればいいのかわからない。
どうせなら、なるべく効率よく身につけたい――そんなふうに思っていませんか?
そんなあなたに、僕が本当にやってよかった勉強法を3つ紹介します。
いろんな方法を試して、たくさん失敗もしてきましたが、10年かけて少しずつ話せるようになった今、「これはやってよかった」と思えるものばかりです。
どれも今日からすぐに始められることなので、ぜひ参考にしてみてください。
①「Googleスプレッドシート」で単語帳をつくる
韓国語を覚えていく順番としては、まず文字である「ハングル」を覚え、その発音がある程度わかるようになったら、「単語を覚える → 文法を覚える → 単語と文法をつなげて文章をつくる」という流れを繰り返して、少しずつ力をつけていくのが一般的です。
とはいえ、単語や文法はどうしても暗記が必要になってきますよね。
学生時代のように紙の単語帳を使って覚える方法もありますが、ひとつひとつ手書きで作って持ち歩くのは、なかなか手間がかかります。
そこでおすすめなのが、「Googleのスプレッドシートを使った単語帳」です。
非表示、並べ替えもラクラク
「Googleスプレッドシート」はGoogleアカウントさえあれば無料で使える、Excelのような表計算ソフトです。
これを使って、自分だけの単語帳を作ってみましょう。
たとえば、下の図のように、覚えたい韓国語の単語をA列(1列目)に、日本語訳をB列(2列目)に入力します。

そして、スプレッドシートの機能でB列を非表示にすれば、韓国語の単語だけを見ながら日本語の意味を答える、いわば単語カードのような使い方ができます。
逆に、日本語訳だけを表示して韓国語を思い出す練習もでき、「ランダム表示」機能を使えば、順番をシャッフルしてテスト感覚で学ぶことも可能です。
PC、スマホ、タブレット…複数のデバイスからアクセス可能
さらに便利なのは、一度この単語帳を作ってしまえば、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、どのデバイスからでもアクセスできること。
家ではパソコン、移動中はスマホ、カフェではタブレットで――と、いつでもどこでも勉強できます。
この「どこでも使える単語帳」で、私は数千語もの韓国語単語を覚えることができました!