N-BOXが売れすぎているからこその悩み

諫:そうですね。そもそも我々がそこまで狙っていませんし。「周りがみんな乗っているし、もうさすがにN-BOXはなぁ……」という声が本当に多いんですよ。冗談ではなく、ショッピングモールの駐車場で、モデルどころか色まで同じクルマがたくさん並んでいて、「どれが自分のクルマか分からない。何とかしてくれ」なんて声もいただいていて。本当に申し訳なく思っています……(苦笑)。

 先ほど「現行は3代目」と言いましたが、N-BOXは下取りがすごく高く付くからと車検ごとに買い替える方もいるんです。だから「N-BOXはこれで4台目、5台目」という方も大勢おられます。さすがにちょっと違うのが欲しいと。我々としては、まずはその声にお応えしなければならないので。

F:ここまで増えると、放っておいたら他に流れてしまう。圧倒的マジョリティの「絶対王者ならではの悩み」というところですね。もし放っておいたら、彼らはどこへ行くのでしょう?

岡:スペーシアが同時期にフルモデルチェンジしているので、そこへの移行は一部見られます。

 数が多いゆえの悩み。王者ならではの悩み。売れたら売れたで悩みも増える。悩みの末に絞り出したのが「N-BOX JOY」だった、というわけです。

 このお話は次号に続きます。

(フェルディナント・ヤマグチ)

ホンダ VS スズキの頂上対決、第二ラウンドを用意しました

 こんにちは、AD高橋です。

 先週の記事、『軽の頂上対決!ホンダ「N-BOX JOY」vsスズキ「スペーシア ギア」、徹底比較の勝者はどっち?』はいかがでしたか?N-BOXとスペーシアといえば軽自動車の頂上対決。この企画にちなんだ後ヨタを用意したところ、今回は特別に、独立して別記事になりました。

 ホンダとスズキの対決、第二ラウンドは「レトルトカレー対決」です。ぜひ、こちらもお読みください。

「ホンダ」と「スズキ」がカレーを販売?その味が本気すぎて“専門店レベル”だった!