昔から新聞の記事や書評をノートにスクラップしている人は多い。しかし、単に貼り付けているだけでは情報を使いこなせているとは言えないだろう。シリーズ累計50万部の『読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』から、新聞記事・書評を活用した読書術を紹介する。

記事や書評を本と連動させる

 最終回となる今回は、新聞書評のスクラップの読書への活かし方を紹介します。

 まず、新聞や雑誌の書評記事を見て、ある本が読みたくなった場合は、記事もノートに貼っておきましょう。本を読み終わったときには、買うきっかけになった書評をもう一度見たくなるものです。

 そんな場合、書評がノートに貼り付けて保存してあれば、すぐに読み返すことができます。さらに切り抜いたときにコメントも書いてあれば、その本を読む前の自分の考えもわかっておもしろいものです。

 僕の場合、書評の他に、雑誌や新聞に載っている「○○さんが選ぶ10冊」や「△△を知りたい人のためのブックガイド」なども、切り抜いてノートに貼っておくことがあります。

 貼った時点で、強い興味を感じる何冊かはリストにしておき、さらにそのリストの本を買い進めるべきだと思ったときは、もう一度ノートを参照して、追加で残りの本をリストアップしていきます。こうしておくと、仮に買いまくってリストが空になったとしても、すぐに補充することができます。

 結局、大事なことは「読書に関係する情報を散逸させない」ということです。「読書情報」は読書ノートや探書リストだけではありません。インタビュー記事も国際ニュースも、友達の話も、街で見かけた光景もあらゆるものが本探しにつながっていくからです。