イラスト=羽賀翔一

あなたは寂しいという感情に苦しんで、「変わりたい」と願っている。だとしたら「このままのわたし」でいいわけがない。前に進んでいかなければならない。

 でも、やはり変われずにいて、アドラーの考え方を「受け入れたくない」と思ってしまうのは、寂しいというマイナスの感情に自分なりに折り合いを付けて生きていく“勇気”が足りていないからです。

 厳しいことを言いますが、あなたは決して世界の中心にいるわけではありません。

他者は「あなたのため」に生きているわけではない。だから、Aさんがあなたに構ってくれないというようなことは、ある意味あたりまえなのです。それを受け入れるしかありません。

 よく覚えておいてください。

あなたは他者の期待を満たすために生きているのではないし、同時に他者も、あなたの期待を満たすために生きているのではないのです。

 一気にアドラーの考え方を受け入れるのは無理でも、まずは「この事実」を理解するとことから始めてはいかがでしょうか。

【今回のアドラー流ポイント 「他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない」
アドラー心理学では、すでに説明した「課題の分離」という考え方を重視しています。その思想から出てくるキーフレーズが、「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない」と、その裏返しである「他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない」という言葉です。もしあなたが何か対人関係で困難な状況に陥ったときは、常にこれらの言葉に立ち返って考えてみましょう。

 あなたの「お悩み」募集しています!→『嫌われる勇気』公式ホームページ