寺田 事業内容についてお聞かせください。

加藤 売れるネット広告社は、ネット広告展開をお考えの通販企業へ、費用対効果を劇的にアップするためのサービスを提供しています。広告業界では、今までイメージアップを目的とした広告が主流でした。つまり、今まで広告業界には、広告で物を売るという意識が希薄で、広告の効果として売れることを約束していませんでした。

 これに対して、売れるネット広告社は、クライアント(広告主)の費用対効果をいかに効率的に上げるかにフォーカスしています。
具体的にどのようなことをしているかというと、ただ広告をうつだけの広告会社とは違い、クライアントの「商品開発」から「値付け」、そこからの「広告キャンペーン」まですべてをコンサルティングすることが我々『売れるネット広告社』の特徴です。

 本格的なコンサルティング「売れるネット広告こんさる」から、ASPサービス「売れるネット広告つくーる」「売れるTVCM クリエイティブテスター」「売れる新聞・チラシ クリエイティブテスター」「売れる店舗CRMつくーる」、メディア戦略をサポートするメディアプランニング「売れるネット広告めでぃあ」、バナーやランディングページの制作「売れるネット広告でざいん」まで、各社のお悩みにあわせて様々なサービスを提供しています。

寺田 会社成長の秘訣を教えてください。

加藤 ひと言で言うならば、「粗利率の非常に高い事業」を行ってきたということです。『売れるネット広告社』の中核を担うコンサルティング事業は、知識と情報が商材ですのでコスト(原価)がほとんどかからないこと、初期投資がほとんど必要なかったということが、初年度からの黒字経営はもちろん、完全無借金経営であり、右肩上がりの成長を続けることができている要因です。売れるネット広告社の最初の5年間の平均粗利率は約97%でした。

『売れるネット広告社』のもう1つの成長の秘訣は、「クライアントの業績が上がり続けてきた」ということです。私がこの15年で200億円超の広告費を預かり、数百回にも及ぶA/Bテスト(スプリットランテスト)を繰り返したことでつくり上げた、他社にはない最強のノウハウ(仕組み)を持っております。
 その最強のノウハウ(仕組み)を最初からクライアントに全部乗せで提供することで、クライアントの広告の費用対効果を最大化させたことが、会社の成長の要因です。

 つまり、クライアントにがっちり稼いでいただくと、自然とそのクライアントの広告費は毎年上がっていきます。さらに噂が噂を呼び、あらゆるクライアントから指名で仕事の依頼がくるようになるのです。実際に、売れるネット広告社は社員数がたった21人の地方の小さなベンチャー企業なのに、日本の大手メーカー系通販の約7割が広告コンサルティングを依頼しており、この分野を独占しています。