偏差値30、学年ビリのヤンキーが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめたのが、9月18日発売の『ずるい暗記術』。理解もせず、ノートも使わず、時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験、入社試験ほかで効果を発揮します。
勉強の結果が出ないからラクしてできる方法を考えてみた
私は、勉強とはほど遠い環境に生まれました。
高校受験ではストレスで激太り、大学受験では血便を出すほど勉強に励んだのに、まったく結果の出ない人生を歩んできました。
子供の頃から何をやってもできなくて、高校時代は偏差値30の落ちこぼれ。模試の成績も学年でダントツのビリで、二浪の末、ギリギリで地方の国立大学に滑り込めたくらいです。
そんな私がこの勉強法を編み出したのは、最初に法科大学院の試験を受けるわずか2か月前のことです。その後、約8倍の倍率のなか合格。2年後には、司法試験になんと一発合格!
私が今、勉強法を1冊の本にしているなんて、当時の私が聞いたら、お茶を噴いて驚くことでしょう。
勉強で成果が出ない理由はたったこれだけです。
「努力をしてもできないから、やらなくなる」
では、いったい、何が私を変えたのでしょうか。
いえ、私の学力はおそらく変わってはいません。
ただ、ラクして合格したいがために、みなさんが正しいと信じてやまないスタンダードな勉強法を捨てたのです。
暗記術の極意は「答えを見る」ことにある!
私はなぜ、日本で最難関といわれる司法試験に合格することができたのでしょうか?
それは、すべて、この本で紹介する「ずるい暗記術」を編み出したからにほかなりません。
問題を解こうとしても解けない、試験まで時間もない、でも覚えなくてはいけないことは山ほどある……。崖っぷちに立たされていた私が考えついたのが、問題集の「答えを暗記する」ことでした。
本来余裕があれば、問題から答えを導く過程を勉強するところですが、順番を変えたのです。
できるだけたくさんの答えを見て、次に問題を見る。このインプットを繰り返したら、今度は問題を見て答えを思い出すというアウトプットを繰り返す。
やることは、たったこれだけです。
なぜ、答えを先に見るといいのか?
学校で教わった勉強法と明らかに逆ですよね。
私の勉強法は、
「参考書を読む→問題を解く→答えを確認する」
ではなく、
「答えを見る→問題を見る→参考書を読む」
です。
さらにスピードを上げていけば、短時間で驚くほどの量が暗記できるようになります。
そして、大事なのは、覚えたことを忘れないようにする、「思い出すトレーニング」にあります。トレーニングを重ねれば重ねるほど、思い出す時間が短くなり、やがて瞬時に思い出せるようになります。勉強時間もさらに短縮できます。遊ぶ時間だってできてしまいます。
「覚えて、思い出す」ーーこれら一連の作業を仕組み化した勉強法をまとめたのが本書です。
今までの勉強法を捨てた瞬間から人生は変わる!
「そんなにラクして合格できるなんてずるい!」
「そんなに短い時間で覚えられるなんてずるい!」
まさに、その通りです。
「ずるい」という言葉には悪いイメージがあるかもしれませんが、これはむしろ誰もが真似したくなる「ずるい」方法だと私は自負しています。
「勉強だから、ラクをしてはいけない」なんて、誰が決めたのでしょう。
むしろ、ラクをしたいという気持ちが効率的な勉強法を生み、結果にもつながるのです。
「ずるい暗記術」を編み出した私のように。
この本のノウハウは資格試験の合格を目指している人だけでなく、勉強や仕事でなかなか結果を出せない人、時間のないなかで勉強をしている人、記憶力をアップさせたい人など、「答え」が存在するものを学んでいるすべての人に役に立つはずだと私は確信しています。
今、この瞬間から、あなたの人生は劇的に変わります。