世界で活躍するリーダーは、めまぐるしく変化する時代に、問題の本質をどのようにとらえ、解決策を編みだし、遂行しているのでしょうか。“経営プロフェッショナル”である外資系企業のトップが経営を実践するなかで悩み苦しみながら体得した言葉には大きな学びがあります。書籍『外資系トップの思考力』に登場いただいたトップ10人の言葉を一言ずつですが、ご紹介していきます(敬称略)。
■問いを設定する:突出した解を導き出すためには、その課題の本質を把握し、解を導き出すうえでの「問い」の立て方が大切だ、とはよく言われることですが、その実践はなかなか難しいものではないでしょうか。
正しい問いが設定できれば、
解を得られる半分まで来た
と言っても過言ではない。
(御立尚資 ボストン コンサルティング グループ)
「What is it all about?」
これはいったい何のためなのか、
自分に常に問いかける。
(平野拓也 日本マイクロソフト)
■本質を追求する:ロジカルシンキングはもちろん大切だけれども、それだけでは本質を見失うことがある、とも言われるところです。その「本質」とは、どのようなものなのでしょうか。
最も怖いのは、
分かったつもりになることです。
ここに落とし穴がある。
(日色 保 ジョンソン・エンド・ジョンソン)
本質というのはシンプルで、
あまりブレないんですね。
ある意味、ロジックは関係ない。
(留目真伸 レノボ・グループ)