竹中平蔵教授が「『親の教科書』といえる稀有な良書」と評し、『「学力」の経済学』著者、中室牧子氏が「どうやって子どもをやる気にさせるのか、その明快な答えがここにある」と絶賛!
“グローバルエリート”ムーギー・キム氏と、子育て連載でバズ記事連発のミセス・パンプキン氏が膨大な「家庭教育調査」から著した画期的な一冊『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子』を育てるから、子どもにとって「本当にためになる」育て方の秘密を公開する。

なぜ、発売1ヵ月で11万部突破したのか?

『一流の育て方』がおかげさまで、発売1ヵ月で11万部突破した。
 これもひとえに光り輝くダイヤモンド読者の皆様の暖かいサポートと、ダイヤモンドの強力なマーケティング能力、そして編集者・三浦さんの有能さによるところが多い。ただここで今更ながら、本書がこれほどの支持を頂いた理由について考えてみることにしたい。

 それは一言でいえば、本書が「親の愛情」、「子どもの気持ち(感謝)」、そして「人の育て方」を学べるという、「広い間口の三重奏」であることが一因であろう。また強力な差別化ポイントとして、「200もの実際のエリート家庭の家庭教育方針アンケート」に依拠しており、加えて共著者であるミセス・パンプキンの、「下から目線」の豊富な育児体験(氏は東洋経済オンラインで過去3年間、毎週家庭相談コラムを執筆)に裏打ちされていることがあげられる。

 加えて各章の冒頭で、私が「一流のビジネスリーダーたちの育児方針」を調査して紹介していることも、他にない差別化ポイントである。

 本コラムでは、本書に寄せられるネット上の書籍レビューサイトに掲載されている『一流の育て方』への感想文から、本書がどのように受け止められ、評価されているのか、皆様にご紹介させていただきたいと思う。

「読者は読んでどう思ったのか?」読書メーターでの口コミ分析

 ここで、本に対するレビューが集まるサイトとして、「読書メーター」を一部引用させていただいている。これは、Amazon.co.jpなど販売と直結したレビューサイトは、「サクラおよび、営業妨害用の批評」が氾濫しているからだ(詳しくは「Amazon レビュー 信頼性」で検索していただければ、その実態がおわかりいただけるだろう。たとえば中傷レビューを書いている人の大半が、その商品のレビュー以外これまでAmazonでレビューをしたことがなく、単に著者の足を引っ張りたいだけの戦場と化していることも少なくない。もちろん、Amazon側がレビューの信頼性を高めるために努力をしていることは付け加えておく)。

 これに対し、読書メーターはドワンゴ傘下だが、本当に読書好きの人が集まるコミュニティなので、実際にその本を読んだ人がレビューを書いているのがわかる。

 Amazonに限らず、商品のレビュー機能を掲載しているサービス業者は、そのレビューの信頼性を担保するための一層の努力をするべきであろう。少なくとも、「過去にXX件以上レビューして、実際に買った人だけのレビューを載せる」など、すぐできる対応策はいくらでもあるはずだ。