日本には古来、さまざまな形の祈りがあります。お経や念仏も祈りの言葉ですし、「ありがとう」「いただきます」にも祈りが込められています。ここでは神さまがつくったとされる祈りの歌を紹介します。
お経も念仏も
日本に伝わる祈りの言葉
日本にもいろいろな形で祈りの言葉が残されています。
仏教ではお経や念仏が昔からずっと唱えられてきました。最近では特に、般若心経は仏教徒のみならず、多くの人に愛されています。短くて覚えやすく、たとえ意味はよくわからなくても、このお経を唱えると心が安らかになるからでしょうか?
「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」などの念仏も、仏さまとつながり、ご先祖さまに祈り、心を静めるために、多くの人が日々、仏壇の前やお寺で唱えています。
最近では、古代から伝えられたとされる「あわの歌」や「ひふみ祝詞」「真言」などに興味を持つ人々が増えています。すでにご存じの方も多いと思いますが、ここでは「あわの歌」をとり上げたいと思います。
神さまがつくった
体の疲れが取れる祈りの歌
「あわの歌」は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の男女の神さまがつくった歌とされています。その時代、人々の言葉がとても乱れてきたので、それを正すためにこの歌を二人の神さまがつくられたそうです。48文字からなる短い歌です。
この歌を唱えたり歌ったりすると、不思議なことに身体が整い、疲れがとれるようです。
これは私たちが実際に体験したことで、何も知らずに本を見て5回ほどこの歌を唱えたところ、翌日から急に疲れがとれてしまったのです。
偶然かもしれませんが、それ以来、以前よりも元気になったように感じています。
最近は多くの人に知られるようになって、いろいろな人が曲をつけて歌っています。動画配信サイトに多くの「あわの歌」がアップされていますので、好きな曲を見つけると楽しいと思います。自分で好きなように曲をつけて歌ってもいいでしょう。
もちろん、ただ唱えるだけでも気持ちが落ち着きます。
場の浄化にも役に立つ歌です。
言霊、音霊でもありますが、同時に祈りを届ける歌でもあると思います。
*あわの歌*
あかはなま
いきひにみうく ふぬむえけ
へねめおこほの もとろそよ
をてれせゑつる すゆんちり
しゐたらさやわ