第123回
電力喪失騒動で露になった“統制経済のしもべ”という日本人の本性
辻広雅文
日本人はいつまでも変わることなく、政府による“統制経済のしもべ”であり続けるのだろうか。そして、この素朴な疑問に対して、大手メディアがいっ…
2011.4.15
政治・経済だけではなく、社会問題にいたるまで、辻広雅文が独自の視点で鋭く斬る。旬のテーマを徹底解説、注目の連載です。
第123回
辻広雅文
日本人はいつまでも変わることなく、政府による“統制経済のしもべ”であり続けるのだろうか。そして、この素朴な疑問に対して、大手メディアがいっ…
2011.4.15
第122回
辻広雅文
人々に地震リスクと向き合ってもらい、住宅の質を向上させていく制度設計は、政府の最優先に取り組まなければならない政策だ。だが、政府が介入、強…
2011.2.10
第120回
辻広雅文
金融政策は統一されても財政政策はばらばらという欧州の問題を、専門家たちは「ハミルトン以前」と形容する。ハミルトンとは、初の連邦債を発行した…
2010.12.23
第119回
辻広雅文
通貨安競争に巻き込まれ、日本経済は円高によって体力を消耗していく。一方、財政危機を考えれば、いずれは円安に大きく振れることは確実と思われる…
2010.12.16
第118回
辻広雅文
2010年のノーベル経済学賞は、サーチ理論と呼ばれるモデル構築に対し、MITのピーター・ダイヤモンド教授ら3氏に決まった。サーチ理論は労働…
2010.12.2
第117回
辻広雅文
ワンフレーズによる二分法は上滑りの熱狂を招くという危険は承知しているが、日本にとって、TPPに参加するか否かは総選挙に打って出るほどの分か…
2010.11.18
第116回
辻広雅文
米国の量的緩和は、もはや金融政策ではない。財政赤字をまるごと買い取ってしまう“財政政策”だ。ドル安誘導とインフレ促進でバランスシート調整の…
2010.11.10
第115回
辻広雅文
英キャメロン政権が、戦略性もなく漫然と実施する愚かな財政出動と一線を画し、裁量的な経常支出どころか社会保障にも切り込む一方で増税にまで踏み…
2010.11.3
第114回
辻広雅文
日銀が「包括緩和」と自称する追加金融緩和に踏み切った。白川総裁 は、それを“異例の措置”だと説明した。従来の政策の延長線上で規模を異例なほ…
2010.10.7
第113回
辻広雅文
失業率は質の異なる2種類に分けて考えることができる。「需要不足失業率」と「自然失業率」である。何より問題なのは、仮に効果的な雇用対策が打た…
2010.9.22
第112回
辻広雅文
民主党代表選は菅首相の勝利で終わったが、国会議員票だけ見れば、僅差であり、小沢前幹事長は善戦した。現職の総理大臣という有利な立場にありなが…
2010.9.15
第111回
辻広雅文
マスコミは円高に危機感を露わにし、政府・日銀の無策を批判する。しかし「今の円高は想定内」という声がないわけではない。円安信仰に染まった日本…
2010.8.26
第110回
辻広雅文
2010年度の最低賃金は、全国平均で15円引き上げられることが決まった。雇用の喪失や中小企業の経営への悪影響を指摘する声はある。しかし実際…
2010.8.12
第109回
辻広雅文
過去から繰り返し専門家が指摘しているにもかかわらず、日本経済に関しては“常識の非常識”がはびこっている。例えば、「日本は貿易立国である」こ…
2010.8.5
第108回
辻広雅文
米国にデフレが忍び寄っている。原因をひと言で言えば、経済が供給過剰状態にあるからである。家計と企業におけるバランスシート調整が、まだ始まっ…
2010.7.29
第107回
辻広雅文
菅政権は11年度予算で歳出を70兆9000億円に抑え、国債発行枠44兆5000億円を守るという「中期財政フレーム」の二大公約を果たせるだろ…
2010.7.14
第106回
辻広雅文
「消費税10%」に言及した菅政権の支持率が低下している。増税自体への嫌悪、使途が曖昧であるが故の不信――いったい何のための増税か。増税によ…
2010.7.7
第105回
辻広雅文
私たちは常に経済成長を追い求める。だが、経済成長は果たして、どれほど人々の幸福に結びつくのか。新著『競争の作法――いかに働き、投資するか』…
2010.6.23
第104回
辻広雅文
欧州の地鳴りが止まない。財政危機のマグマがいずれの国で噴出するのか。ギリシャ危機が南欧に拡大し、東欧のハンガリーに飛び火した。マーケットは…
2010.6.11
第103回
辻広雅文
私たち日本人は市場経済にいまだ不慣れなせいか、しばしば安くてよいモノやサービスの提供を受けるための条件を忘れて議論を迷走させてしまう。原口…
2010.5.26