東京の狙い目入試はこれだ!
併願の志望者が多い4日は、600人を超えている山脇学園(C)が2割強の増加、成蹊(2回)が2割増で500人台半ばに迫り、500人台前半の田園調布学園(3回)が1割弱増、400人台半ばでは豊島岡女子(3回)が微増、品川女子学院(3回)が前年並みと全般的に穏やかな雰囲気に包まれている。それでも増加率だけ見れば、実践女子学園(6回)は3倍半、開智日本橋(4回)は2倍、東洋大京北(4回)は2倍弱と大きく伸ばしている。
4日午後は目黒日本大学(4回)が6割増で100人台後半に、5日は1割弱増の頌栄女子学院(2回)が800人に迫り、跡見学園(特待4回)は3割強伸ばして300人に迫っていることが注目される。
すでにいくつか触れてきたが、最後に狙い目の学校を見ておきたい。千葉方面からも多くの受験生を集める共立女子は、3日午後の合科型こそ微増で500人に乗せたが、1日が1割弱減で400人台半ば、2日は7%ほど減らして800人台前半となっている。
他に1日では、雙葉が1割強減らして400人台前半となっている。予想倍率も2倍台後半で例年よりは受けやすくなるかもしれない。
100人以上の入試を見ていくと、1日午後の東京都市大等々力(1回S特選・算数)が2割弱減、3日の法政大学(2回)が1割半減、3日午後の桜美林(3回)が2割半減、4日の光塩女子学院(3回)が1割半減で、神奈川同様、あまり多くはない。
緊急事態宣言は、9月末をもって全国的に解除された。とはいえ、これで新型コロナ禍が去ったわけではなく、年末年始に向け、感染第6波が訪れることはほぼ確実視されている。22年入試も21年同様、感染防止に留意しながらの受験となるだろう。21年に顕著に見られた都県境をまたがない傾向は、22年入試でも再び見られるのだろうか。