JAグループ崩落

JAグループの崩落が始まっている。全国に500組織ある農協を束ねてきたJA全中は凋落した。農協法改正で農協への監査権限を失い、ITシステム開発の失敗で結集力を失ったためだ。グループ内の稼ぎ頭で「影の実力者」だった農林中央金庫やJA共済連も収益力の低下に喘いでいる。これら3組織に依存し、農業関連事業を疎かにしてきた農協は、将来像を描けず人材流出に直面。生き残れる農協と、消える農協の格差が拡大している。本特集では、組合員や職員に見限られつつあるJAグループの実態を解明するとともに、再生の可能性を探る。

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