大企業が賃金を収奪! 「階級社会」の不幸

暮らしが楽にならない。歴史的なインフレや人手不足で賃上げムードは高まるものの、実質賃金は下がり続ける。一億総中流社会は崩壊し、誰もが今の階級から転落する脅威に怯えている。給料が上がらないのは、生産性が低いから。働く個々人が原因であるかのような言説も唱えられるが、実は日本の生産性は上がっている。その果実を“収奪”しているのは、かつて中流階級を下支えした大企業だ。そして、その最大の犠牲者となったのは就職氷河期世代だ。本特集では、階級社会の不幸な格差と残酷な現実を浮き彫りにする。

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