マーケット全般(156) サブカテゴリ
第179回
急落中のユーロは反発するか? そして、米ドル/円の1月第1週が重要なワケとは?
ユーロは2012年入り早々、対米ドルで1.3ドルを大きく割り込み、対円では100円の大台を割り込むといった具合に急落が目立っています。このうち、特に対米ドルでのユーロ安は、中期的には当然の流れであり、まだまだ通過点に過ぎない可能性があると思います。

第208回
中国人旅行者の購買力は世界の主要都市でますます注目されている。特に、ユーロ危機で消費に影が差している欧州の小売り業界にとって、中国人買い物客を取り込めるか否かは、彼らの業績に決定的な影響を与えている。

第178回
【2012年相場見通し(3)】記録的な割高となっている豪ドル/米ドルのカギを握るQE3
2012年の為替予想第3弾は、ユーロ、豪ドルの年間予想です。最初に結論をお話しします。ユーロは短期強気、中期弱気と考えています。短期的にはユーロ/米ドルは1.4ドル程度までのユーロ高がありそうだと思っていますが、その後は1.1ドルを目指すといったシナリオです。

第207回
金正日総書記の死去は、アジアのパワーバランスを大きく変化させる可能性がある。北朝鮮は昔から、米国、中国、ロシアなど、大国のパワーバランスの上に成り立つ特殊な場所だった。北朝鮮問題を通じて、アジア全体を考える必要がありそうだ。

第177回
【2012年相場見通し(2)】米国の利上げは2012年に始まる可能性あり!と考える理由
2012年の米ドル/円予想・後編です。2012年の米ドルの行方において最大の鍵を握るのは、2013年まで利上げはしないと宣言しているに等しいFRB(米連邦準備制度理事会)が、その宣言を撤回するかどうかでしょう。私はその可能性があると考えています。

第207回
「偉大なアルゼンチンのサッカー選手、マラドーナが、1986年6月のワールドカップ・イングランド戦で見せた2度目のゴールは、金利の現代理論における“期待の力”を示唆したものだった」。イングランド銀行のキング総裁は2005年5月の演説でそう語った。

第176回
【2012年相場見通し(1)】バーナンキのひょう変で2012年は「ドル高元年」となるか
今回から3回にわたり、2012年の為替相場を展望してみたいと思います。第1回目の今回は、米ドル/円の年間展望の前編です。最初に結論を申し上げると、私は、2012年は新たな円安・米ドル高が始まる年となり、「ドル高元年」になると考えています。

第175回
ユーロは記録的な売られ過ぎに。「反発なきユ-ロ下落」は続くのか?
ユーロは対米ドルで見ると、10月末から約1カ月半、ほぼ一本調子で下落してきました。欧州債務問題への根強い不信感は続いていますが、それとは別に、「反発なきユーロ下落」が、このまま続くかといった問題意識は1つあると思うので、それについて述べてみたいと思います。

第206回
財務省は11月末、過去約1ヵ月間の外為市場介入の合計額を発表したが、米財務省で外為政策の直接的な責任を担っている局は、日本の大規模介入とその後の覆面介入に困惑したに違いない。米議会が怒り出して、日本に対して貿易面での報復措置を検討し始めたら厄介だからである。

第174回
謎解きはEUサミットのあとで。ユーロが1.4ドル、110円へ上昇する理由とは?
欧州の債務危機対策に注目が集まった先週末、12月8日(木)~9日(金)のEUサミットでしたが、その結果に対する一般的な評価は低いようです。日本の一般紙の見出しを見ても、「力不足の安全網」、「市場は厳しい目」といった感じですが、本当にそうなのでしょうか?

第205回
「働いても働いても、生活が楽にならない」という声が増えている。残念ながら、この状況はもう元へ戻らないだろう。中産階級の没落に歯止めがかからなくなった今、ビジネスマンが持つべきは「フリーエージェント」的な思考と言える。

第173回
「ドラギ・ショック」で悲観論が急拡大。リスク回帰は後退してしまうのか?
欧州債務問題に端を発するリスク回避相場は、依然として予断を許さない状況が続いています。ただ、1つのクライマックスを迎えているのではないのでしょうか?

第205回
中国甘粛省で11月16日に、幼稚園児19人が亡くなる痛ましいバス事故が起きた。同省は貧しい地域であり、1人当たりGDPは中国全土で下から3番目である。中央政府は空前の税収増にわくが、低所得地域の教育制度には財政資金が投入されてこなかった。

第172回
EU「世紀の取引」成立で為替はどう動く?ISM指数の改善はドル高へのシグナルか
今回は、米国の金利が景気不安一巡後の急騰局面に入っているのかということ、そして、EU(欧州連合)の「世紀の取引」成立説などについてもご説明いたします。

第204回
欧米のソブリンリスクが世界経済に与える影響が、いよいよ不安視されている。2012年の日本経済も、視界不良だと言われる。だが、それは本当だろうか。世界危機の今、日本人にはむしろ“縮み志向”から抜け出すチャンスが到来していると見る。

第171回
ドル/円の行方は120日線の攻防で決まる。ドル資金供給発表は「終わりの始まり」か?
12月2日(金)は、注目の米国雇用統計の発表が予定されています。ただ、結論的にいうと、私は雇用統計の結果以上に、米ドル/円が77.8円を大きく上回るかどうかがポイントではないかと思っています。

第225回
世界経済が暗雲に包まれるなか、様子見を続ける投資家は何を目安に動けばよいのか。「伝説の投資家」と呼ばれるジム・ロジャーズ氏が、今後の市場の見通しと自身の戦略について、特別に語ってくれた。

第204回
バイデン米副大統領は8月に北京を訪問した際、大衆食堂「桃記炒肝店」でランチを食べた。彼が地元客と談笑している様子は、中国のメディアで大きく取り上げられ、「麺外交」と呼ばれた。

第170回
「ナゾの円安」は重大な岐路に!一段安でドルが83円へ向かう条件は2つ
先週から「ナゾの円安」のようになっていますが、12月にかけて、この流れは一段と広がるのでしょうか?私は、足元で77.80円近辺まで下がってきた120日移動平均線を完全に越えられるか、そして、欧米発のリスク回避が一段落するかの2つがカギだと見ています。

第203回
終わりの見えない欧州危機――。その責任は、ギリシャやイタリアなどの債務国のみならず、「政治は市場よりも強い」と誤解したドイツをはじめ、大国にもある。見渡せば、政治政治機能の低下が招く危機は、世界全体で顕著になっている。
