sp-smartbusiness(23) サブカテゴリ

第133回
行うべき仕事の内容を明らかにしてその仕事に集中する
上田惇生
知識労働の生産性についての研究は始まったばかりである。知識労働者の生産性は、仕事の質を中心に据えなければならない。しかも、最低を基準としてはならない。量の問題を考えるのは、その後である。
行うべき仕事の内容を明らかにしてその仕事に集中する
第132回
歴史をつくるのは一人ひとりの働く人間だ
上田惇生
イノベーションを行なう企業人こそ、全体として見るならば、歴史家たちが認識しているよりもはるかに大きな影響を人類の歴史に与える。歴史をつくるのは、一人ひとりの働く人間だ、とドラッカーは繰り返し言う。
歴史をつくるのは一人ひとりの働く人間だ
第5回
地道な努力によるブランド戦略が奏功不況でも急低下しないソニーの“現場力”
高田直芳
前回のコラムでは、数多くのグラフを掲載して電機メーカー各社の問題提起を行ない、シャープ型経営の“誤算”について詳述した。今回は、前回と同じくシャープ型、ソニー型、東芝型の検証をそれぞれ行ないながら、「ソニー型経営の特徴」を分析したい。なお、筆者はシャープだけでなく、ソニーや東芝の社内事情を全く知らない(このうち某社の工場見学には行ったことがあるが)。よって、これから述べる内容は筆者の勝手な解釈であり、「こうなのだろう」という推測を含んでいる点をご承知いただきたい。
地道な努力によるブランド戦略が奏功不況でも急低下しないソニーの“現場力”
第131回
知識労働者の多くは意味のない仕事で忙しさが増大する
上田惇生
ドラッカーは今日、技術者、教師、販売員、看護師、現場の経営管理者など、知識労働を行なうべき人たちが、ほとんど意味のない余分の仕事を課されて、忙しさを増大させていると指摘する。
知識労働者の多くは意味のない仕事で忙しさが増大する
第130回
上司たる者は部下の強みを最大限に生かす責任がある
上田惇生
上司は部下の仕事に責任をもつ。部下のキャリアを左右する。したがって、強みを生かす人事は、成果をあげるための必要条件であるだけでなく、倫理的な至上命令、権力と地位に伴う責任である。
上司たる者は部下の強みを最大限に生かす責任がある
第129回
仕事の基盤の移行が知識に関わる者に新たな責任を課す
上田惇生
ドラッカーは、これまでの怪しげな歩みを見ても、知識の仕事への適用が心躍る偉業であることは明らかであると言う。そこに秘められた可能性は、かつての技能のそれと同じくらい大きい。
仕事の基盤の移行が知識に関わる者に新たな責任を課す
第4回
不況の裏に垣間見える電機各社の弱点操業度率が急落したシャープの“誤算”
高田直芳
電機業界大手の2009年3月期第3四半期に係る決算短信が出揃った。これを見ると、各社がいかに不況に喘いでいるかがわかるだろう。さて、今回はそのような下衆の勘ぐりをするまでもなく、電機各社のなかでも「堅実経営」というイメージが強いシャープについて、分析することにしよう。
不況の裏に垣間見える電機各社の弱点操業度率が急落したシャープの“誤算”
第128回
人を育てる能力を失うのは小利に目が眩んだと同じ
上田惇生
圧倒的に多くのマネジメント、特に中小企業のマネジメントが業績向上のための時間がないとこぼす。本業の仕事ではなく、雇用関係の規制という問題に取り組まされている。
人を育てる能力を失うのは小利に目が眩んだと同じ
第127回
いかに努力しても達成できない目標は、目標として間違っている
上田惇生
公的機関は実現可能な目標を必要とする。正義の実現は永遠の課題とすべきものである。いかに控えめにいっても、正義が完全に実現することはありえない。
いかに努力しても達成できない目標は、目標として間違っている
第126回
仕事の能力が仕事の質だけでなく人間を変える
上田惇生
自らの成長に責任を持つ者は、自分である。上司ではない。したがって、組織と自らを成長させるためには、何に集中すべきかを自ら問わなければならない。
仕事の能力が仕事の質だけでなく人間を変える
第3回
事業効率が最高でも固定費は予想の2倍!他社の追撃を侮れないトヨタの“懐事情”
高田直芳
日産自動車やホンダに追撃されながらも、依然王者として揺るぎないポジションを堅持しているトヨタ自動車。だが、独自のSCP分析を用いると、外部からは死角になっている“不安の本質”が垣間見えて来る。
事業効率が最高でも固定費は予想の2倍!他社の追撃を侮れないトヨタの“懐事情”
第125回
子供の才能を成果に向けて方向づけるには
上田惇生
本来教師の果たすべき役割は動機づけし、指示し、激励することである。教師は相談相手となるべきものであり、教師を学ぶことの監視者の役から解放し、教師本来の仕事のための時間をつくらなければならない。
子供の才能を成果に向けて方向づけるには
第124回
自らの陳腐化が競争相手による陳腐化を防ぐ
上田惇生
研究開発の成否の鍵は、研究開発にかかわる10の原理を知ることにある。知識でもなければ知力でもない。激しく働くことでもない。いわんや幸運でもない。
自らの陳腐化が競争相手による陳腐化を防ぐ
第123回
自らの得意とする仕事の仕方を知りそれを向上させる
上田惇生
驚くほど多くの人たちが、仕事にはいろいろな仕方があることを知らず、そのため得意でない仕方で仕事をし、当然成果は上がらないという結果に陥っているとドラッカーは言う。
自らの得意とする仕事の仕方を知りそれを向上させる
第2回
ホンダの真の苦境は不況にあらず?大企業を襲う「亡国の租税制度」
高田直芳
2009年3月期に対前年比で大幅な減収減益に陥る見込みのホンダは、F1からの撤退や鈴鹿8時間耐久レースへの参加見送り(マシン貸与を除く)を発表するなど、矢継ぎ早のリストラ策に取り組んでいる。トヨタ自動車や日産自動車に比べて不況への耐性が強いと言われるホンダだが、「やはり大不況の波を乗り切るのは難しいのか」といった印象を持つ人が多いだろう。しかし、何でもかんでも景気のせいにするほど、ことはそう単純ではないようである。
ホンダの真の苦境は不況にあらず?大企業を襲う「亡国の租税制度」
第122回
乱気流時代には、機会に糧食を与え問題に糧食を絶つ
上田惇生
資源を成果に向けて集中することほど面倒で評判の悪いことはない。ノーと言わなければならないからである。ドラッカーは、機会には糧食を与え、問題からは糧食を絶て、が鉄則だと言う。
乱気流時代には、機会に糧食を与え問題に糧食を絶つ
第121回
企業は公益をもって自らの利益としなければならない
上田惇生
社会のリーダー的存在としてのマネジメントの責任とは、公共の利益をもって企業の利益にすることであるという。公益を私益とすることによって、両者の調和を実現しなければならない。
企業は公益をもって自らの利益としなければならない
第120回
コスト削減は事業の全体を視野に入れる
上田惇生
コスト削減の成果を上げるには、事業の全体を視野に入れなければならない。さもなければ、コスト削減は他のコストへの押し付けに終わり、事業全体のコストはさして変わっていないことが明らかになる。
コスト削減は事業の全体を視野に入れる
第119回
組織によって望みを実現する能力を身につけさせる
上田惇生
知識社会における教育は、学生生徒に対し、役に立つ技術を教えるとともに、徳を身につけさせるものでなければならないと、ドラッカーは言う。
組織によって望みを実現する能力を身につけさせる
第1回
日産自動車の「派遣切り」が事業効率向上につながらない理由
高田直芳
大不況の「台風の目」となっている自動車業界では、大規模なリストラが行なわれている。だが日産自動車を分析すると、「派遣切り」などの合理化策が、今後必ずしも事業の効率アップにつながらないことが予測できる。
日産自動車の「派遣切り」が事業効率向上につながらない理由
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