週刊ダイヤモンド編集部
第975回
「商業的には明らかな失敗作」。富士フイルムグループの富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」を、大手製薬幹部はこう断じる。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は2月上旬にアビガンの製造販売の承認を了承、3月にも正式に承認される見通しだ。

第227回
太陽光パネル世界シェア2位の米ファースト・ソーラーが、昨年11月に日本市場参入を表明した。“太陽光バブル”の終焉がささやかれる中で乗り込んできた彼らの勝算とは何か。

第974回
防犯カメラや音響機器メーカーのTOA、キノコ生産・販売のホクト、照明機器や電光掲示板メーカーの岩崎電気──。日経平均株価の終値が1万4008円と前日比で610円下げた2月4日。株式市場では、お世辞にもメジャーとは言えないこうした銘柄が注目を集めた。

第141回
外食市場が縮小する中、8期も成長を続けてきたマクドナルドが一転して2期連続の減益に陥った。低迷後は戦略が二転三転しているように見える。迷走はいつまで続くのか。

14/3/1号
私立中学受験は全体では減少を続けるものの、難観校クラスでは依然として過熱ぶりが目立つ。それは中高一貫校でもしかりだ。今年の受験事情はどうだったのか。私立最難関の開成中学で、過去最高の合格者を出したSAPIX。その牙城を突き崩すと公言する塾も現れている。

第154回
世界最大で唯一の総合楽器メーカー、ヤマハ。2013年4~9月期決算で、通期業績予想を上方修正する回復基調にある中、中期経営計画の目標達成は、新興国での拡販にかかっている。

第973回
雪山を駆け回っているのは、ディスカバリーチャンネルの人気番組「サバイバルゲーム」で有名な冒険家、ベア・グリルス。小川に落ちていたスマートフォンを拾い上げ「生き残っていた」と感慨深げに語る。手にしていたのは京セラのスマホ「トルク」である。

第146回
原発事故を受けて、急速に普及した再生可能エネルギーが転換期を迎えつつある。牽引役の太陽光発電に新規参入者が群がる“バブル”は終わりが見え始める一方、次なる起爆剤は見えてこない。

第916回
国土交通省は、今年1月30日、公共工事の設計労務単価(全国)について、2月から平均で7.1%引き上げることを決定。工事の応札者がいなかったり、価格が合わず落札されなかったりする「不調工事」が激増していることを受け、国は異例ともいえる打開策を打ち出している。

第275回
22時以降の残業を完全に禁止し、早朝残業の割増金を引き上げる新しい賃金制度を取り入れた。導入の背景と狙いを、今後の事業戦略と合わせて岡藤正広社長に聞いた。

第145回
世界の市場を覆う不安の目は、新興国から米国に移ってきた。市場参加者は経済指標と米連邦準備制度理事会(FRB)の動向を固唾をのんで見守るが、動揺は簡単には収まりそうにない。

第972回
1月28日に突如明らかとなった大手地方銀行の連携をめぐり、地銀界が色めき立っている。その連携とは、関東や九州地方など、各エリアの地銀9行が疲弊する地方の再生や活性化のためにネットワークを構築するというものだ。

第226回
ドイツの大手製薬会社バイエルヘルスケアの日本法人、バイエル薬品が、新製品の相次ぐ投入で、急成長しようとしている。2013年3月に就任したカーステン・ブルン社長に具体的な戦略や将来の展望などを聞いた。

14/2/22号
社会構造は家族形態の変化から、従来の分類では今の消費者は捕捉し切れなくなっている。あなたの会社が信じている消費者像は、ひょっとしたら「間違いだらけ」かもしれない。ありがちな誤解や新たな消費者像を分析し、消費者の動向をつかめば、企業にはチャンスとなる。

第166回
2014年3月期にトヨタ自動車やホンダを上回る営業利益率12%超えとなる富士重工業。「安心と愉しさ」に関わる技術、米国に経営資源を集中投下し、わが世の春を謳歌している。販売台数100万台が射程圏内に入った富士重に死角はあるのか。

第153回
鶴岡工場のソニーへの売却が実現し、業績も好転しつつあるルネサスエレクトロニクス。だが、内実はリストラ効果が中心。産業革新機構などからの出資を活用し、成長への軌道に乗せられるか。

第971回
「会議を始めます。手元の画面をご覧ください」――。東京・六本木の東京ミッドタウン。会議室に集まった約30人の参加者たちが、それぞれの席に備え付けられた液晶タブレットの画面に目を落とす。卓上に配布資料はない。

第970回
三越伊勢丹ホールディングス(HD)と西日本旅客鉄道(JR西日本)が、JR大阪駅前で共同運営するJR大阪三越伊勢丹の再建策を発表した。開業からわずか3年で大幅な事業縮小を余儀なくされた。

第274回
去に実績がなかった総合重機メーカーのIHIが、米国で初めて新規LNG(液化天然ガス)プラントの建設を受注した。業界では否定的な見方が多い中で、米国法人の古見会長を直撃した。

第140回
東京都港区に建つ、完成間近の億ションで、工事に多数の欠陥が見つかり、購入者の契約解除にまで発展した。三菱地所レジデンスと鹿島というビッグネームが組んだ物件に何があったのか。
