週刊ダイヤモンド編集部
「ここまで短期間にエンジントラブルが重なるとは。全日本空輸(ANA)にとっても予想外の事態だ」ANA幹部はため息をつくが、それも当然だ。ANAは今、国内線を飛ぶボーイング787(B787)型機で大量の欠航を出している。

東京都渋谷区にホテルや不動産業界関係者がこぞって見学に来るホテルがある。2017年5月に開業したトランクホテルだ。明治通りから少し入ったところにあり、渋谷駅から歩いて約10分、平均客室単価約6万円にもかかわらず、稼働率は90%を超える。宿泊客の8割が外国人で、その7割以上が欧米人だという。

第4回
独シーメンスの稼ぎ頭だったヘルスケア部門は2018年3月に独立経営の事業会社として上場した。コングロマリットの鎖から解き放たれ身軽になった医療機器の世界メガは、ヘルステックをめぐるM&A、提携で攻勢をかけていく。日本法人のシーメンスヘルスケア森秀顕社長兼CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

圧倒的な強さで、大手携帯電話会社に不利な契約を押し付けているのではないか──。かねてうわさされてきた米アップルによるiPhoneの販売手法に初めて「市場の番人」のメスが入った。

今月公表された2018年の路線価。東京.銀座が2年連続でバブル期を超えるなど都市部で上昇が続く中、明暗が分かれたのが地方だ。29県が前年比で下落する一方、訪日外国人の人気エリアを中心に、局所的に地価が上がる二極化が進む。長年塩漬けになっていた“訳あり物件”にも買い手が現れている。

2018/7/28号
銀行に存亡の危機が迫り、ピラミッド型組織のあらゆる層で変革が起き始めている。その変革は、新しい時代が求める「新型金融エリート」と、時代に取り残される「旧型金融エリート」を同時に生み出すという、残酷なコントラストを描いている。

関東地区の信用金庫「勝ち残りランキング」ベスト10
ここ数年、金融庁が改革を迫る主な標的は地方銀行だった。しかし、金融庁はついに信用金庫・信用組合に対する改革にも本腰を入れ始めている。そこで、全国396の信金・信組を対象に、「収益力・効率性」、「財務の健全性」、「地域密着度・融資積極性」の視点から、地域ごとにランキングを作成した。

ここ数年、金融庁が改革を迫る主な標的は地方銀行だった。しかし、金融庁はついに信用金庫・信用組合に対する改革にも本腰を入れ始めている。そこで、全国396の信金・信組を対象に、「収益力・効率性」、「財務の健全性」、「地域密着度・融資積極性」の視点から、地域ごとにランキングを作成した。

第3回
127年の歴史を持つオランダのフィリップスは総合電機メーカーから医療機器メーカーとなり、さらにはヘルステック企業になると宣言した。医療機器世界メガは「モノ売り」のビジネスモデルを大転換する。『週刊ダイヤモンド』7月21日号の第1特集「製薬 電機 IT/ 医療産業エリート大争奪戦」の拡大版として、産業のキーマンたちのインタビューを特別連載でお届けする。第3回は医療機器三大メガの一角であるフィリップスの日本法人、フィリップス・ジャパンの堤浩幸社長に聞く。

第三者からの精子・卵子提供による非配偶者間の体外受精、代理出産を日本で最初に手がけ、一時期日本産科婦人科学会を除名されていた産婦人科医の根津八紘氏。長野県、諏訪湖のほとりにある小さな町から、日本の生殖医療に一石を投じてきた産婦人科医は、日本の不妊治療に何を思うのか。

みずほフィナンシャルグループは、前期に落ち込んだ業績を今期で回復させると打ち出した。来るシステムの減価償却費を補うには、新社長の下でさらなる収益力の強化が必要だ。

ある不妊治療クリニックの一室で、顕微鏡を覗く白衣の女性。モニターには、注射針で精子を卵子に注入する様子が映し出された。彼女の職業は「胚培養士(はいばいようし)」。不妊治療のニーズ拡大に伴い、生まれた新たな医療職だ。そんな胚培養士が、今「稼げる職業」として注目を集めている。

第2回
IBMの人工知能(AI)技術「ワトソン」は2016年にがん患者の命を救って話題を集めるや、医療・ヘルスケア業界で仕事が急増した。そのワトソンは次に何を仕掛けるのか――。『週刊ダイヤモンド』7月21日号の第1特集「製薬 電機 IT/ 医療産業エリート大争奪戦」の拡大版として、産業のキーマンたちのインタビューを特別連載でお届けする。第2回はITサービスの巨人、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)の金子達哉ヘルスケア・ライフサイエンス事業部パートナーに聞く。

マイナス金利でも磐石な銀行ランキング!2位三井住友、1位はあの地銀
「一体、いつになったら終わるのか」──。複数の銀行幹部が異口同音に終わりを期待するものがある。日本銀行によるマイナス金利政策だ。現在、預金は過去最高の1000兆円を突破する一方、企業の設備投資といった資金ニーズは乏しく、預金は行き場を失っている。そこにマイナス金利政策が追い打ちをかけ、日銀の金融緩和によって以前から続く低金利環境の底が抜けた。利ざやの減少は止まらず、銀行の収益は右肩下がりだ。

「一体、いつになったら終わるのか」──。複数の銀行幹部が異口同音に終わりを期待するものがある。日本銀行によるマイナス金利政策だ。現在、預金は過去最高の1000兆円を突破する一方、企業の設備投資といった資金ニーズは乏しく、預金は行き場を失っている。そこにマイナス金利政策が追い打ちをかけ、日銀の金融緩和によって以前から続く低金利環境の底が抜けた。利ざやの減少は止まらず、銀行の収益は右肩下がりだ。

第69回
がんや糖尿病の発症リスクから太りやすさ、祖先のルーツまで、これまでは知ることができなかった遺伝情報を手軽に教えてくれる。そんな遺伝子解析サービスがじわりと人気を集めている。手掛けているのは、ジーンクエスト代表取締役の高橋祥子。遺伝子の深遠なる世界に魅せられた「東大リケジョ」の起業家である。

エールフランスを始めとする欧州の航空会社は、今夏の日欧路線において増便を相次いで発表。背景には、訪日外国人需要の伸びがある。好調な日欧路線市場をめぐり、国内航空会社も巻き込んで、各航空会社の提携など新しい動きが進む。

第1回
オリンパスがAI(人工知能)、ICT(情報通信技術)、ロボティクスなどの技術革新を前に自前主義と決別した。その裏にはカメラ事業で直面した「iPhoneショック」のトラウマがあった。『週刊ダイヤモンド』7月21日号の第1特集「製薬 電機 IT/医療産業エリート大争奪戦」の拡大版として、業界のキーマンたちのインタビューを特別連載でお届けする。第1回は国内医療機器最大手であるオリンパスの小川治男CTO(技術統括役員)に聞く。

不妊の半分は男性側に原因がある――。WHO(世界保健機関)は意外なデータを示している。不妊治療には男性側の理解と協力が欠かせない。男性不妊検査の第一歩である「精液検査」を受けた20代読者男性の実体験ルポをお届けする。

米国の小売り大手・ウォルマートが傘下の西友を売却する方針だと報じられた。国内外のIT企業の名前が買い手に浮上するが、コトはすんなりと進むだろうか。
