
吉田 恒
第163回
ギリシャの混乱でも、米雇用統計悪化でもリスクオフは限定的か。そう考えるワケは?
11月4日(金)に、マーケットの注目度の高い10月分の米国雇用統計が発表されます。ただ、結論から言えば、悪い内容が出ても、リスク回避、リスクオフといった反応は限られると、私は思っています。

第162回
ドル/円は78円台後半を維持できれば介入は成功か。83円を目指す「秋の大相場」も
日本政府・日銀は10月31日(月)に、今年8月以来となる円売り介入を行いました。このまま、78円台半ばよりも円安・米ドル高の水準を維持できるようならば、ヘッジファンドなどの米ドル買いが急激に拡大する可能性が出てくるでしょう。そうなれば、介入の「勝ち」となるかもしれません。

第161回
ドル/円がついに反転し、11月は大相場!?10月末終値が77.10円を上回るかがカギ
予想どおり、EUサミットを前後して市場に楽観論が広がり、リスク資産の上昇と安全資産の下落が加速してきました。「安全通貨」とされる円は、クロス円では大幅な下落(円安)となっています。ただ、米ドル/円だけは異なり、まるで棒高跳びの世界記録更新のように、毎日数銭ずつ、米ドル安・円高の記録を更新しています。

第160回
なぜ、ドル/円では「有事の米ドル買い」の逆流が起こらないと言えるのか?
注目されたEUのサミットは期待はずれで、「不合格」の結果にとどまったようです。にもかかわらずリスク回避は再燃していません。それならば、リスク回避がいったん限界に達したことが最終確認され、修正圧力、リスク資産の上昇、安全資産の下落が加速する可能性もあるのではないでしょうか?

第159回
「安全資産」売りか買いか、ついに決着へ。今は悲観論から楽観論への転換の最中か
引き続き、欧州の債務危機をめぐって一喜一憂する展開となっています。しかし、それもそろそろ終わりに近いのかもしれません。悲観論継続で「安全資産」買いとなるのか、楽観論が広がって「安全資産」売りとなるのか、決着のときが近づきつつあるのではないでしょうか?

第158回
ユーロ反発はそろそろ一巡か。金融恐慌を回避できるか、EUサミットが「天王山」に!
ユーロはこのところ急反発していますが、これは売られ過ぎ、下がり過ぎの修正が主な要因です。ただ、それ自体は終わりにかなり近いと思っていますので、この先の反発は限られると思っています。

第157回
ドル/円「脱・こう着相場」のXデーはいつ?豪ドル/円は80円まで反発するシナリオも
一時急落していたクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)ですが、ここに来て反発に転じています。これからどのようになるのか、そして、こう着相場が続く米ドル/円がいつ動き出すかについて、今回は考えてみたいと思います。

第156回
「暗黒の10月」になるか、今週が正念場。米金利急騰→米ドル/円上昇の可能性も!
夏以降、金融市場では不安定な状況が続いています。ところで、10月はこれまで、記憶に残るような株の暴落や為替相場の乱高下が少なくありませんでした。今年も、そのような「暗黒の10月」になるのでしょうか?この10月中旬が、それを見極める重要なタイミングになりそうなのです。

第155回
豪ドル、ユーロは下がりすぎなのか?今後のカギを握るのは米ドル/円の動き!
円以外の通貨に対して米ドル高が大きく進んだ結果、いわゆるクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)はこの間、軒並み急落となりました。今回は、豪ドル/円、ユーロ/円といったクロス円の今後の行方について考えてみたいと思います。

第154回
5年ぶりの9月ドル高で「秋の大相場」か?ドル/円反転の最初の大きな関門は79円!
経験的に、秋の為替相場は一方向へ動きやすい傾向があります。そして、そのような秋相場は9月に前兆を示す傾向があります。昨年までの4年間の米ドルは、9月に対円で陰線引けとなっていました。ところが、今年9月は小幅ながら、5年ぶりに米ドル高となりました。

第153回
欧州危機に「ECB戦犯説」。そして、8月前半に突然世界が変わった理由とは?
金融市場の混乱、リスク回避の機運ですが、最近は少し落ち着く兆しが見えてきました。その背景として、じつは、ECB(欧州中央銀行)が利下げに転換する可能性が出てきたことが、一般的な認識以上に大きいのではないでしょうか?

第152回
金バブル破裂で「安全通貨」円はどうなる? ユーロ安一服で、悲観相場はついに転換か
金(ゴールド)、スイスフランといった、円とともに「安全資産」とされてきた投資対象が軒並み急落に転じています。これは「安全通貨」である円の下落にも波及するのでしょうか?

第151回
9月FOMCで何が決まっても円安転換か。金のバブルはついに破裂の重大局面へ
9月20日(火)~21日(水)に予定されているFOMCですが、はたして、ここで「QE3」やオペレーションツイストといった新たな緩和策が決まるのでしょうか?決まるかどうかはともかく、その結果を受けて金利がさらに下がるのは難しく、むしろ上がる可能性もあると私は考えています。

第150回
安全資産バブル破裂の前兆あり!悲観相場転換で10%以上のドル高・円安へ
先週は「マルセイユのG7は中身なし」との厳しい評価で始まりましたが、ここに来て、世界経済に対する悲観論が少し一息ついた感じとなっています。行き過ぎた悲観論が転換し、「安全資産バブル」が破裂する前兆ではないかと私は考えています。

第149回
米国の軌道修正で悲観論後退でドル高に。悲観論継続でも「有事のドル高」で反発へ
先週末のG7の結果に対しての一般的な評価はかなり厳しいようで、「具体的成果はなかった」といった評価が多かったようです。ただ、G7が現在できることは限られており、その中では、ベストに近いことをやったと私は思っています。

第148回
なぜ、超悲観相場は小休止しそうなのか?「緊急FOMC」開催のサプライズも!?
8月分の米国雇用統計はひどい結果でした。ただ、悲観的な結果をこれまでに十分すぎるほど相場に織り込んできたのに、金利低下、米ドル下落が一段と進み、弱気相場に陥るには限界があると思っています。今回は、そのような話を述べたいと思います。

第147回
金急落やスイスフラン安は安全資産バブル破裂の兆し!? 円高一巡でドル/円は85円も
世界的なリスク回避の中で、「安全資産」として選好されてきた金(ゴールド)、債券、スイスフランが反落してきました。これが「安全資産」である円の下落を示唆するものなのか、今回は考えてみます。

第146回
止める術がない「絶望の円高」説へ反論!米長期金利が上がらないのは本当か?
今週末のFRBバーナンキ議長の講演に注目が集まっていますが、「QE3」をやる、やらないとは別に、この8月に行われたFOMCで、超低金利を2013年まで続けるとする、いわゆる「時間軸効果」が決められたため、市場金利が大きく上がるのは難しいとの見方が強くなっています。

第145回
米国市場の暴落リスクは最悪期を脱した。円高・ドル安は「経験則どおり」に反転へ!
2007年6月に始まりすでに4年以上経過した円高ドル安は、平均的な米ドル安継続期間を大きく上回るものですが、止まらないものと皆さんは思われるでしょうか? 今回は、「そう絶望するものでもない」ということをご説明したいと思います。

第144回
G7緊急声明とバフェットの言葉を読み解く。米金利上昇→ドル上昇の可能性はあるか
史上初の米国債の格下げ、G7による緊急声明、日本の為替介入など、ビッグニュースが相次いでいます。G7声明を見る限り、日本の介入だけで「円高・米ドル安」を終了させるのは厳しそうで、今後は米国債の格下げで米国金利が上昇するかどうかが焦点でしょう。
