 
    吉田 恒
第143回
      いつあっても不思議ないサプライズ介入。再度の介入が必要となってきた理由とは?
      
      対ドルで円最高値更新含みの円高・ドル安が進んできたことで、3月の協調介入に続く、再度の円高阻止介入が注目されています。結論的に言うと、私はもういつ介入があってもおかしくないと思っています。また、「サプライズ」で効果的な可能性にも注目しています。
      
    
第142回
      円高は続かない!? 消去法的な円買いを招く米ドルの「2つの重石」は取り除けるのか?
      
      足元で「円高」が続いています。これは米ドル、ユーロともに債務不安を抱える中での消去法的な「円買い」との説明もあるようです。ただ、国の信用を示す指標を見ると「米国>欧州>日本」となっており、かなり違和感のあるところではないでしょうか?
      
    
第141回
      一触即発の円高で介入も!?日本政府は何を見て介入すべきかを判断している?
      
      「円高・米ドル安」が進み、3月以来の一触即発の動きになってきました。私は、この動きは長引かないと考えていますが、「100年に一度の危機」を再燃させかねないリスクも潜んでおり、予断を許さないところでしょう。今回は、介入再開の可能性も合わせて考えてみたいと思います。
      
    
第140回
      イタリア・ショックでユーロは今後どうなる? そして、米ドル/円は81.7円と83円がカギ!
      
      7月11日(月)に、「イタリア・ショック」が世界の金融市場を駆け巡りました。これにより、欧州の信用を示す各種指標は、一気に「ユーロ危機第3幕」と言えるような動きとなりました。
      
    
第139回
      今年は異例の「夏の大相場」か? 7月の経験則どおりに「ドル高第2幕」が始まる!
      
      「夏枯れ相場」という言葉があるほど、例年でも夏の相場は動かないものですが、それでも、今回は「今年の夏は相場が動くかもしれない!」といった感じで「夏の大相場の予感」についてご説明したいと思います。
      
    
第138回
      今年の豪ドル高&ユーロ高はすでに終わった可能性も!カギは米金利と原油か
      
      今回は、日本の個人投資家に人気の高い豪ドルと、さらにユーロについても書いてみたいと思います。私は、今年の「豪ドル高」と「ユーロ高」がすでに終わった可能性もあり、この2つの通貨がどれだけ下がるかは、米国の金利の動きを受けた「米ドル高」しだいだと思っています。
      
    
第137回
      米国景気への「自信喪失」は「誤解」では?QE3見送りで株大幅高の劇的変化もある!
      
      米国の景気不安がくすぶり続けています。ただ、6月という時期は、これまでに為替と金利の劇的な変化が起こることが何度かありました。私は、今年も6月に劇的な変化が起きてもおかしくはないと注目しています。
      
    
第136回
      NYダウは6週続落で「陰の極」を示唆。ならば金利底打ちで、ドル安は最終局面か
      
      米国で株式市場が軟調となり、金利低下も続いていますから、なかなか米ドルは上がりません。ただ、私は米国の金利低下は最終局面にあり、「陰の極」にあると考えています。今回はこのことについて、ユーロ/米ドルを中心に考えてみたいと思います。
      
    
第135回
      米雇用統計は悪化したが「QE3」はない!カギは「恐怖指数」と米物価上昇にあり!
      
      6月3日(金)発表の米国雇用統計がかなり悪かったことから、米国の金融緩和が長期化し、「量的緩和第3弾(QE3)」が実施されて「米ドル安」がさらに進むとの見方が増えています。しかし、私はこのような見方に対して懐疑的です。
      
    
第134回
      この6月が今年最後のドル安となるのか?米景気不安再燃なら「大底打ちやり直し」も
      
      いま起こっている米国の金利低下と米ドル安が今年最後の米ドルの弱気相場となり、それは早ければ6月前半に終わると思います。しかし、それ以上に長引いて景気不安が再現するようだと、「大底打ちやり直し」となる可能性も出てきかねないと思っています。
      
    
第133回
      円高・米ドル安はもう終わった可能性が高いと私が考えるこれだけの理由
      
      米ドルの一進一退が続いています。ただ、じつはもう80円すら大きく割り込む可能性がなくなり、早ければ7月以降に、遅くても9月以降に86円を超えて、年末までに90~95円になる――。過去の「米ドル高パターン」を参考にすると、そんなシナリオになりそうです。
      
    
第132回
      「豪ドル高バブル」は終わったのか?銀暴落が示唆する米ドルのトレンドは?
      
      FXなどで日本の個人投資家に人気の高い豪ドルですが、5月に入ってから続落しています。私は、豪ドルは短期的に84円、1.02ドル割れへ向かうと考えています。それ以上に重要なのは、当面の「豪ドル高」は終わった、つまり、中長期的な天井を打った可能性があるということです。
      
    
第131回
      「ビンラディン・ショック」で、ついに破裂した原油高&ユーロ高バブル。さらに急落か?
      
      日本のゴールデン・ウィーク(GW)の間に大きく動いたのは、ユーロと原油でした。そこで今回は、難しいユーロ相場を予想してみたいと思います。私はこの5月に、ユーロが1.4ドル割れへともっと下がると見ています。
      
    
第130回
      ドル安は5月にクライマックスの可能性大!カギはヘッジファンドの手仕舞いと米金利か
      
      米ドルは、3月18日にG7による協調介入が行われた81円近辺まで値を戻してきました。これは、米ドルの大底打ちを再確認する「二番底」の動きでしょうか? それとも、米ドルはまだ底を打っていないのでしょうか?
      
    
第129回
      「二番底」確認か? 底割れか?重要な「審判のとき」を迎えたドル/円相場
      
      先週にかけて「米ドル安・円高」の動きとなっており、米ドル/円は81円台まで下落してきました。これが、私がかねてからお話してきた米ドル/円の「二番底」を確認する動きであれば、そろそろ終盤に差し掛かっている可能性があります。
      
    
第128回
      米ドル/円は「二番底」を試す動きへ。反落はいつまで続き、その後どうなるか?
      
      米ドルは一時85円台まで急反発しましたが、先週から反落に転じています。私は以前から、米ドルは「二番底」の可能性があると述べてきましたので、その意味では当然の結果だと思っています。それでは、この先どうなるのか、米ドルの反落が続くのかを検証してみましょう。
      
    
第127回
      「破竹のユーロ高」はそろそろ一段落か? 最大1.35ドル割れもあり得るそのワケは?
      
      先週は、ECBの利上げとユーロの動きが、外国為替市場の関係者の間で最も注目されたテーマだったかもしれません。そこで今回は、ユーロを取り上げてみたいと思います。はずれるかもしれませんが、私はユーロ高が一段落して、いったん1.4ドル割れへ向かうと考えています。
      
    
第126回
      介入した当局の真の懸念は「円の暴落」!日本の貿易赤字が拡大し、円安が進むか
      
      3月18日(金)の協調介入から1週間ほど後に行われた私的な会合で、取りざたされた話題です。「じつは、あの協調介入について、欧米の当局は、日本クライシスが世界経済に波及するリスクを懸念し、対米ドルで、85円でも、90円でも円安誘導に協力する雰囲気だった」というのです。
      
    
第125回
      再介入の有無がドル/円基調転換の鍵に。V字型ではなくW字型で大底入れか?
      
      対円での米ドル下落は最終局面に近づいており、早ければ今年中にも大底入れとなって、米ドル高・円安基調への転換が起こると考えてきました。しかし、最近の動きを受けて、それが前倒しになる可能性を考え始めています。
      
    
第124回
      重大事件後に相場はどう動く?「パニック安値」で歴史的な大底入れも…
      
      東日本大震災の発生後、為替相場は乱高下となっています。私は足元の為替の動きについて、「パニック相場」というキーワードと、「重大事件後の相場」といった2つのテーマに注目しています。
      
    