
2019.4.9
習近平が「中国の特色ある社会主義」を魯迅の言葉で解説した理由
中国共産党は『求是』という機関誌を持っている。党の中枢機関である中央委員会が主催しており、共産党が自らの正統性を死守し、強化していくために必要だと認識する政治思想やイデオロギーを宣伝するための場だといえる。
国際コラムニスト
加藤嘉一(かとう よしかず)
国際コラムニスト。楽天証券経済研究所客員研究員。1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)フェロー、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員、香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授などを歴任。著書に『われ日本海の橋とならん』『中国民主化研究:紅い皇帝・習近平が2021年に描く夢』『リバランス:米中衝突に日本はどう対するか』(いずれもダイヤモンド社)など。中国語の著書も多数。
2019.4.9
中国共産党は『求是』という機関誌を持っている。党の中枢機関である中央委員会が主催しており、共産党が自らの正統性を死守し、強化していくために必要だと認識する政治思想やイデオロギーを宣伝するための場だといえる。
2019.3.26
3月18日、習近平総書記が北京で開催された「学校思想政治理論課教師座談会」を自ら司会し、“重要談話”を発表した。座談会には中国全土にある大学、高校、中学、小学校などで思想政治理論の授業を担当する教師たちが上京、習近平に向かって日頃の…
2019.3.12
3月5日に開幕した1年に1度の全国人民代表大会で李克強首相が公表する2019年度の経済成長率目標について、李克強が所信表明演説に相当する「政府活動報告」で実際に口にしたのは「6~6.5%」であった。
2019.2.26
共産党の正統性は「結果を出す」ことで初めて人民から信任を得られる。そういった意味で、日々の生活を支える経済は特に重要であり、毎年注目されるが、今年とりわけその注目度が高いのが経済成長目標であろう。
2019.2.12
春節の大晦日の前夜、19時30分ごろ北京西駅に到着した。黄金色にライトアップされた伝統ある駅の正面玄関前には一つのスローガンが掲げられていた。
2019.1.29
1月23日にスイスで開かれた世界経済フォーラム(ダボス会議)に中国共産党を代表して出席し、王岐山・国家副主席が基調講演した。王岐山といえば、国家指導者を親族に持つ俗に言うところの“太子党”であり、習近平国家主席とも近い存在にあるとさ…
2019.1.15
1月2日、習近平国家主席が1979年元旦に発表された《台湾同胞に告げる書》40周年を記念する式典で談話を発表した。習近平政権成立以来最も鮮明かつ強烈に中国共産党の台湾問題をめぐる立場や思惑が露呈されていた内容であったといえる。
2018.12.18
ファーウェイのCFO逮捕の影響もあり、米中貿易戦争は長期化・泥沼化が予想されているが、習近平は意外にも1月1日までに米国と関係修復しようとしているという。その理由とは。
2018.12.4
中国の党機関紙『人民日報』が中国を代表するIT企業アリババの創業者であるジャック・マー(馬雲)氏が中国共産党員であることを報じたことが、とりわけ国際社会で物議を醸しているようである。
2018.11.20
習近平は11月5日、上海で開催された中国国際輸入博覧会に出席し基調講演の中で「開放」の2文字に52回も言及した。異例にも映るこの数の背後には2つの要素が働いているように思える。
2018.11.6
安倍首相の訪中後、日中関係・交流を安定的かつ健全に管理するという観点から、筆者が現段階で留意すべきだと考える問題を4点提起し、若干の検証作業を行いたい。
2018.10.23
10月25~27日、安倍晋三首相が日本の総理大臣として約7年ぶりに中国を公式訪問する。日中平和友好条約発効40周年という節目の時期における訪中であり、日中間の首脳外交を象徴する外交行事である。
2018.10.9
中国が69回目の国慶節を迎える直前の9月25〜28日、習近平総書記が東北地方三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)を視察した。その狙いとは。
2018.9.25
米中貿易戦争が泥沼化しているが、中国は米国に対して今後、どのような態度を取るのだろうか。その現状を読み解き、今後を予測してみた。
2018.9.11
9月3日から4日に北京で開催された「中国アフリカ協力フォーラム」。同フォーラムの開催期間中とその前後、中国世論はまさに“習近平一色”に染められたといっても過言ではない。中国がアフリカを支援する真の狙いとは。
2018.8.28
中国社会では「習近平思想」による統制がますます強まっており、上からの圧力に晒されている“現場”は枚挙に暇がない。筆者の周りで起こっている3つの実例を挙げることで、現状の深刻さを具体的に掘り起こしていきたい。
2018.8.14
米国との貿易戦争が激化しているが、中国側は一歩も引く気はなく、徹底抗戦する姿勢のようだ。果たして、中国側に勝算はあるのだろうか。それだけの体力はあるのか。中国企業や地方の本音はどうなのか。
2018.7.31
ついに勃発した米中貿易戦争であるが、この通商問題に関しては米国側の態度に対して中国側も報復関税で徹底抗戦する可能性が高い。その解消として台湾問題が“カード”として利用される可能性が高い。
2018.7.17
2012年秋、共産党の第18回大会を通じて習近平が総書記に就任して以来、党指導部の解放軍への“対策”には2つの特徴と傾向が明確に、かつ日を追うごとに見受けられるようになってきた。
2018.7.3
6月22~23日、中央外事工作会議が北京で開催された。中国の外交戦略・政策などにおいて、極めて重要な最高レベルの会議であり、今後数年に向けた外交方針や戦略を大局的に組み立て、打ち出すことを目的としている。
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