孫泰蔵

孫泰蔵

Mistletoeファウンダー

そん・たいぞう/1972年、福岡県生まれ。連続起業家(シリアルアントレプレナー)。世界の大きな課題を解決するスタートアップを育てるため、投資や人材育成、コミュニティー創造などを行うMistletoe(ミスルトウ)を創業。Collective Impact Community(コレクティブ・インパクト・コミュニティー)という新業態を掲げている。ソフトバンクグループ社長の孫正義氏は実兄。監修した書籍に、『ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来』がある。

第21回
お金を掛けず豊かに暮らす方法【孫泰蔵】
孫泰蔵
男女95人が参加した北海道・南富良野の廃校生活。最終日になると「帰りたくない」と言い、泣きだす人もいました。一体何が僕らの心を引き付けたのでしょうか。まず、住む場所に困らなかったことが挙げられます。廃校とはいえ、避難所として利用されることが想定されていた学校だったので、校舎内の設備もきれいに残されたままでした。
お金を掛けず豊かに暮らす方法【孫泰蔵】
第20回
北海道の廃校で暮らしてみた【孫泰蔵】
孫泰蔵
社会生活を送る上で学校や会社、役所に銀行など、身近になければ困る施設は多くあります。これまでは、こうした場所の近くに定住することで、大きなメリットを得ることができました。ですが前回お話ししたように、テクノロジーの進化に伴い、その状況が大きく変わりつつあります。各種の手続きはスマートフォンで済ますことができるようになっていますし、職種によっては働く場所を選ばない時代が来ています。
北海道の廃校で暮らしてみた【孫泰蔵】
第19回
21世紀に定住する必要があるのか【孫泰蔵】
孫泰蔵
課題解決における現場と本場を行き来することの重要性について前回、お話ししました。もっとも「現場と本場」というのは、何も新しい話ではなく、歴史上の人物の活躍を見ても明らかなことです。戦国時代の織田信長を例に挙げましょう。彼は、訓練したタカで野鳥を狩る「鷹狩り」を好んでいました。今でいうゲームの一種として戦国武将に人気だったのですが、信長の目的は他にもあったといわれています。
21世紀に定住する必要があるのか【孫泰蔵】
Want to solve problems? You need both the field and your home base
孫泰蔵
I want to increase the number of innovators who can tackle the problems of society. Even if you look at the whole world, you will find only a handful of people who are working seriously to fix things. I think that increasing that number even a little will accelerate the pace of innovation in society.
Want to solve problems? You need both the field and your home base
第18回
課題解決したいなら「現場と本場」【孫泰蔵】
孫泰蔵
僕は、社会の課題を解決する「イノベーター」の絶対数を増やしたいと思っています。本気で取り組んでいる人は、世界全体で見ても一握りしかいません。それが少し増えるだけでも、社会のイノベーションが加速すると思います。そのためにはまず、従来型の「教育」を変えなければなりません。誰かが何かを教える「ティーチング」一辺倒の手法から脱却する必要があります。
課題解決したいなら「現場と本場」【孫泰蔵】
第17回
経営者はマネジメントしてはいけない【孫泰蔵】
孫泰蔵
前回までに事業計画は立てない、スケジュールも立てない、それが次代の経営だと申し上げました。そうはいっても「経営者はどう会社をマネジメントするのか」と思われることでしょう。結論からいえば、マネジメントしないことです。そもそも旧来型のマネジメントとは、最も生産性が上がるように経営資源を最適な所に配置することでした。ヒト、モノ、カネ、そして情報を管理するのがマネジャーの仕事だったのです。
経営者はマネジメントしてはいけない【孫泰蔵】
第16回
共感と自発性を引き出す次代の経営【孫泰蔵】
孫泰蔵
「経営において事業計画は要らない。投資においてもそれは見ない」。僕がよくそう言うので、「では、何を見るのですか」と尋ねられます。僕は「起業家の情熱とユニークなテクノロジーを持っているかの2点です」と答えます。すると、たいていの人はため息をついて、「変わった人ですね……」とか「まぁ、孫さんだからできるんですよ」と話します。
共感と自発性を引き出す次代の経営【孫泰蔵】
第15回
想定外を生むコミュニティーの力【孫泰蔵】
孫泰蔵
千葉・柏の葉にある「VIVISTOP(ヴィヴィストップ)」では日々、小学生を中心とした多くの子どもたちが創作活動に励んでいます。その中に、ストップモーション・アニメーションを制作している姉妹がいます。人形や家の模型を作って、その動作を1こまごとにスマートフォンで撮影し、あたかも動いているように見せる作品です。
想定外を生むコミュニティーの力【孫泰蔵】
第14回
創造力を育む「先生不在」の新教育【孫泰蔵】
孫泰蔵
今年8月、千葉・柏の葉でロボットコンテストを開きました。制限時間の5分間に、約1.8メートル四方のステージ内に置かれたボールを自作のロボットで拾い集め、その得点を競う競技です。参加者は2日間で延べ24人。その中心は小・中学生ですが、大人のメンバーも7人参加しました。中にはソニーのエンジニアという経歴を持つ人もおり、大人も子どもも真剣勝負だったのです。
創造力を育む「先生不在」の新教育【孫泰蔵】
第13回
【特別対談】「THINK BIG」孫泰蔵×ケラー・リナウド(Zipline創業者)
孫泰蔵
今年9月19日、シンガポールで起業家たちの祭典「SLUSH SINGAPORE(スラッシュ・シンガポール)」が開かれ、ドローンを利用した救急医療を展開する米Zipline(ジップライン)のケラー・リナウド氏と、孫泰蔵氏との対談が実現した。その模様をお伝えしよう。
【特別対談】「THINK BIG」孫泰蔵×ケラー・リナウド(Zipline創業者)
第12回
孫泰蔵流の「働き方改革」【孫泰蔵】
孫泰蔵
「皆さん、失敗を恐れずに新規事業にチャレンジしましょう!」会社の朝礼や会議において、社長がこのようなあいさつをすることがあるのではないでしょうか。これでは気持ちが盛り上がるどころか、おそらく多くの社員は白けてしまうことでしょう。失敗したら社長に怒られるのは目に見えていますし、評価が下がることも分かっているからです。
孫泰蔵流の「働き方改革」【孫泰蔵】
第11回
ブロックチェーン技術が切り開く新しい社会【孫泰蔵】
孫泰蔵
ブロックチェーンの技術のポイントは、改ざんがほぼ不可能だということにあります。そのため、これまで何となく信じていたものの真理を証明できるようになりました。「すごい証明ができる」、その点においてブロックチェーンでできることはまだまだあります。
ブロックチェーン技術が切り開く新しい社会【孫泰蔵】
第10回
地域経済を救うブロックチェーン【孫泰蔵】
孫泰蔵
江戸時代が今でいうシェアリングエコノミーの先駆けであった、と前回にお話ししました。このように時代が一周するようなことが世の中ではよく起こります。確かに、上から見ると同じ所をぐるぐると回っているように映るのですが、実は横から見ると、らせん状になっていて、われわれの立ち位置が一段上がっている。テクノロジーの世界に身を置くと、そんなふうに感じることがあります。
地域経済を救うブロックチェーン【孫泰蔵】
第9回
AI時代を豊かにする「朝飯前」の仕事【孫泰蔵】
孫泰蔵
人工知能(AI)の発展によって、1日の労働時間が3、4時間になるというお話を前回、前々回でしました。労働時間が短くなるので、「これから、何をして生きていけばいいのか」とか、「暇で仕方がない」と不安になる人がかなり増えることでしょう。
AI時代を豊かにする「朝飯前」の仕事【孫泰蔵】
第8回
土地に縛られない暮らし【孫泰蔵】
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人工知能(AI)の時代を迎え、人間の仕事がAIに奪われて収入が減った場合、いかにして家計の支出を抑えたらよいのか。前回はそのようなお話をしました。コスト削減の話題となると、すぐに節約を考えてしまいがちです。それまでサケの切り身を食べていたのにメザシ1匹にするとか、みそ汁を具なしにするとか。会社でいえば、「コピーで裏紙を使う」ということであったり、「電気を小まめに消す」ということであったりします。
土地に縛られない暮らし【孫泰蔵】
第7回
AIが雇用を奪うとどうなるか【孫泰蔵】
孫泰蔵
ここ数年、人工知能(AI)やロボットが人の仕事を奪うという議論が活発になっています。専門家の中には、7~8割も雇用を奪うと言う人もいるほどです。割合はともかく、僕も今後20年を見据えると、AI・ロボット化の進展による失業の増加と、都市部への人口流入が深刻な社会問題を招くと考えています。
AIが雇用を奪うとどうなるか【孫泰蔵】
第6回
ピザから学んだ真の人材育成【孫泰蔵】
孫泰蔵
最近、「人材育成」という言葉自体がもはや古いのではないかと感じています。そう思ったのも、MOVIDA JAPAN(モビーダ・ジャパン)という会社で起業家を育成する支援プログラムを行ってみて気付いたことがあるからです。
ピザから学んだ真の人材育成【孫泰蔵】
第5回
「命」を運ぶドローンの進化【孫泰蔵】
孫泰蔵
ひょっとしたら、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグのような大スターになるかもしれない。そんな気にさせる30歳の若者がいます。それがケラー・リナウドです。ケラーは米ハーバード大学を卒業後、2011年に米Zipline(ジップライン)を創業しました。当時は人工知能(AI)を利用したおもちゃのロボットを開発していましたが、その後事業を転換し、小型無人飛行機ドローンの開発を始めました。
「命」を運ぶドローンの進化【孫泰蔵】
番外編
マレーシア発の起業家育成オフィスは、こんなに遊び心満載だった!
孫泰蔵
東南アジアにおいてスタートアップ企業を誕生させようという熱が高まっている。本連載で触れてきたように、孫泰蔵氏がMistletoeを通して起業家たちのエコシステムを構築する流れと同じ動きが世界各地で起きているのだ。今回は連載番外編として、マレーシア発の「オフィス革命」をご紹介しよう。
マレーシア発の起業家育成オフィスは、こんなに遊び心満載だった!
第4回
持ち運べる「車」が生活を変える【孫泰蔵】
孫泰蔵
漫画『ドラゴンボール』には「筋斗雲(きんとうん)」という、雲の乗り物が出てきます。空を移動できる1人乗りの空想の乗り物ですが、ココアモーターズの代表である佐藤国亮さん(28歳)は「筋斗雲を作りたい」と言って、実際に形にしてしまったのです。
持ち運べる「車」が生活を変える【孫泰蔵】
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