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2024.7.22
内閣府の5月基調判断「下げ止まり」に上方修正、日本の景気拡大はいつまで続くか
鉱工業生産指数は、2月をボトムに5月にかけて上昇基調となっており、内閣府は基調判断を「下方への局面変化」から「下げ止まり」に上方修正した。鉱工業生産は今後も回復基調を続けるとみられる。企業の設備投資意欲が強いことを日銀短観から明らか…
三菱UFJ モルガン・スタンレー証券 シニアエコノミスト
しかの・たつし/1987年慶應義塾大学経済学部卒、同年山一証券経済研究所入社。98年三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)副主任研究員、2001年同主任研究員。07年三菱UFJ証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券) 景気循環研究所シニアエコノミスト。13年内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)。15年三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所 副所長。22年6月より現職。著書に、「アベノミクスの真価」(共著、中央経済社)、「日本経済のマクロ計量分析」 (共著、日本経済新聞出版社)、「先読み!景気循環入門」(共著、日本経済新聞出版社)、「2050年の経済覇権 コンドラチェフ・サイクルで読み解く大国の興亡」(共著、 日本経済新聞出版)など。
2024.7.22
鉱工業生産指数は、2月をボトムに5月にかけて上昇基調となっており、内閣府は基調判断を「下方への局面変化」から「下げ止まり」に上方修正した。鉱工業生産は今後も回復基調を続けるとみられる。企業の設備投資意欲が強いことを日銀短観から明らか…
2024.6.17
24年1~3月期の実質GDPは前期比0.5%減と2四半期ぶりのマイナス成長。認証不正による自動車の大幅減産が日本景気を大きく下押しした。しかし一方で、同期の企業業績は改善しており、今後の日本景気の回復を期待する声もある。日本経済を専門とする…
2024.5.13
内閣府は景気動向指数の基調判断を下方修正し、日本景気が後退入りした可能性を示唆した。しかし自動車生産は再開され、3月には鉱工業生産の増加も確認された。鉱工業生産に加え設備投資の現状を詳細に分析し、今後、日本景気は後退入りを回避し、…
2024.4.15
内閣府は生産活動の落ち込みなどを理由に日本景気がすでに後退入りした可能性を指摘した。また1~3月GDPがマイナス成長となったとの声も聞かれるようになっている。日本株は高水準を維持しているものの上値は重い。過去、景気後退が確認された際に…
2024.3.19
日本景気は拡大基調を続けているが、景気動向指数・CI一致指数は24年1月に急低下。内閣府は景気の基調判断を「足踏み」に下方修正した。生産予測指数などから景気動向指数の急低下につながった鉱工業生産の落ち込みは2月以降、回復することを提示し…
2024.2.19
好調を続ける日本株の背景には景気回復と企業業績の拡大がある。しかし24年に入ると、一部自動車メーカーでの認証試験不正などで生産活動が急減。このまま景気回復の動きが止まり、株高が腰折れするリスクも意識される。2月以降の生産活動は急速に…
2024.1.23
日本株が堅調に推移する背景には日本の景気回復と企業業績拡大がある。ただ、景気先行き懸念は根強く、日本の株価上昇をバブル視する見方は絶えない。景気拡大を続ける半導体需要の拡大を景気循環の手法から分析し、今後も日本株の上昇を支える企業…
2023.12.18
政府の景気判断が11月に下方修正された一方で、12月調査の日銀短観では景気回復の動きに変わりがないことが示されたなど、足元や来年の日本景気に対する見方は分かれている。日本景気を長年分析したベテランエコノミストが、日本景気の回復が続いて…
2023.11.21
23年7~9月期の実質GDP成長率が前期比年率マイナス2.1%と、3四半期ぶりのマイナス成長を記録。内訳をみると、システム不具合による自動車生産一時停止が景気を下押しした模様だが、冬場にかけての高い気温が日本景気に「慮外」の打撃を与える可能…
2023.10.23
23年1~3月期、4~6月期がいずれもプラス成長となり、23年9月調査の日銀短観では、企業の景況感の改善が続いていることが確認された。しかし足元では機械受注に弱めの動きが見られるなど、設備投資が今後、弱含むとの見方も出ている。機械受注以外…
2023.9.25
日経平均株価が、年初来の高値に迫る動きを見せるなど日本株は堅調だが、日本企業の収益拡大が日本株を下支えしている。日本企業の収益拡大の背景をマクロ経済統計から明快に解説するとともに、中国不動産問題などで先行き懸念が高まる世界経済が今…
2023.8.28
23年1~3月期、4~6月期の実質GDP成長率(前期比年率ベース)は、それぞれプラス3.7%、プラス6.0%と高成長。7月以降も日本景気の回復に変化がないとみられる。日本景気のけん引役として、個人消費やインバウンドに設備投資が加わっていることを指…
2023.7.31
23年1-3月期の実質成長率が2%台後半となるなど日本経済は回復の動きを続けている。経済再開・正常化に向けた動きを受けたサービス消費の回復に加え、インバウンド需要の増加、企業の設備投資拡大もある。一方、ここにきてインバウンド需要回復の一…
2023.6.27
日経平均株価が33年ぶりに3万3000円台を回復するなど、日本株の上昇が続いている。日本株高の背景には日本経済の再評価がある。景気循環分析を得意とするエコノミストが、中長期の景気循環から日本景気の拡大が長期にわたる可能性があることを指摘…
2023.5.29
東京株式市場で日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新し33年ぶりの高水準となるなど、日本株は堅調な推移を続けている。こうした動きの背景には、日本経済の底堅さが見直されていることがある。23年1~3月期の日本の実質成長率は前期比年率プラス…
2023.4.24
日本経済は、再び上向きの動きをみせている。非製造業が回復を続ける中、落ち込んでいた製造業に持ち直しの動きがみられることが背景にある。製造業回復の裏側に、自動車生産の変化があることを指摘するとともに、今後は設備投資の拡大が景気拡大の…
2023.3.27
日本経済は、23年に入っても生産活動が弱含んでいる一方で、サービス消費が増加するなど第3次産業の持ち直しが続いている。ただ、自動車生産の持ち直しが明確になってくる可能性があるなど、日本景気が底堅さを増すとみることもできつつある。今後…
2023.2.20
新型コロナウイルスの感染拡大で大幅に落ち込んだ日本経済は、生産活動や輸出で弱め動きが続いている。世界経済の減速や設備投資の減少を背景に日本景気の先行き懸念は強まっているものの、資本係数などのマクロ指標から企業の設備不足感が強まって…
2023.1.23
米国、欧州などでの利上げ、金融引き締めが続く中で、世界経済は減速しており、日本景気は、製造業を中心に弱含みの動きを示している。日本景気の先行きを俯瞰するために、資本財輸出や国内の機械・建設投資を対象とする周期解析の結果を紹介すると…
2022.12.19
日本経済は、経済活動の押し下げ要因が断続的に現れる中、景気後退局面入りはなんとか回避され、20年5月をボトムとした景気回復が途切れずに続いているとみられる。ただ日本株は底堅いものの上値は限られており、先行き懸念の強さがうかがわれる。…
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