
日置圭介
第5回
グローバルマネジメント=グローバルリスクマネジメントと言っても過言ではないほど、グローバル経営は様々なリスクにさらされている。企業価値を守るのみならず、ビジネス機会を手にするためには法務の力が欠かせないことを、グローバルプレーヤーは熟知している。企業法務に革命を起こしたとされるゼネラル・エレクトリック(GE)や、世界有数のグローバル法律事務所でキャリアを積んだ後藤康淑氏に、世界基準の法務について聞く。

第4回
6月中旬、医療現場ではコロナ第2波の到来に危機感を募らせていた。スリーエム ジャパン(3M)はその医療現場で使用されることを目的として、フェイスシールド1万枚を寄贈した。発案から製造まではわずか3週間。独自のアイデアをスピーディに実現する3Mという組織の強みについて、昆政彦社長に聞いた。

第3回
ワールドクラスでは、経理・財務(ファイナンス)、人事(HR)、法務(リーガル)のコーポレート部門が、事業部門はもとより全社戦略の立案と実行に主体的に関わっている。具体的にどのような機能(ファンクション)を備えているのか。今回は財務を例に、前デュポン取締役副社長(CFO)の橋本勝則さんに聞く。

第2回
ワールドクラスと他の日本企業との違いは何か。2つの点から決定的な違いを説明する。

第1回
企業がグローバルで活動すればするほど、経営は複雑になっていく。だからこそ、グローバル企業は、経営の仕組みができる限りシンプルになるよう、さまざまな努力を続けている。そのあり方は、グローバルで戦っていくなら必然と言うべきものだ。グローバル市場で勝つためには、そうした必然の「型」、つまり「基本動作」を備えなければならない。

第12回
「ダヴ」や「ラックス」紅茶の「リプトン」まで幅広いブランドを展開するユニリーバ。本連載ではB to Bビジネスがメインな企業を取り上げたが、今回はB to Cビジネスがメイン。ファイナンスパーソンとしてどのような視点の違いがあるのだろうか。

第11回
1897年創業の世界最大級の化学メーカー、ダウ・ケミカル。ビジネススクールの教材として取り上げられる事も多いグローバルカンパニーだ。その日本法人でファイナンス部隊を束ねるのが佐藤雅弘氏にとって、ファイナンスパーソンとして心がけていることはどのようなものなのだろうか。

第10回
「モンブラン」「ダンヒル」などの高級腕時計、ジュエリーブランドを多数抱えるリシュモングループ。その日本法人社長を務める西村豊氏は、社会人1年目から経理に配属され、以来ファイナンス部門を渡り歩いてきた、根っからの“ファイナンスマン”だ。

第9回
2013年7月に発足したコカ・コーライーストジャパン株式会社。コカ・コーラ社製品のボトリングと流通を担う4社のボトリング会社が統合した新会社だ。この新会社誕生に大きく貢献したのが青山朝子・常務執行役員財務経理統括部長だ。

第8回
創業127年の独立系自動車部品メーカーであるドイツ企業、ボッシュでファイナンス、IT、人事、購買などコーポレート部門を一手に率いるのが森川典子副社長だ。本人は自らがCFOだとあまり意識しないと言う。背景には何があるのか、話を伺った。

第6回
日本法人設立50周年を迎えた日本ヒューレット・パッカード。その日本法人のファイナンス部門を率いているのが伊藤孝・取締役常務執行役員。伊藤氏は、ファイナンス部門の仕事は“嫌われてなんぼ”だと笑う。その真意はどこにあるのだろうか。

第5回
住友スリーエムのCFOを担うのが昆政彦・取締役兼常務執行役員。なんと財務のほかにITと人事まで幅広い。「時間の50%は人事に費やす」と話すCFOもなかなか珍しい。ファイナンス部門を担う人間の数字を“決め”にいく力について話を伺った。

第4回
日本オラクルの野坂茂・副社長は、CFOの重要な役割は、CEO(最高経営責任者)のよき相談相手となることであり、そのためには営業やマーケティング、製品開発など専門外の分野においても、CEOにキャッチアップできるだけの知識やスキルを身につける必要があると説く。

第3回
飲食店業界に存在する「1000店舗限界説」。しかし、スターバックス ジャパンは、今年中にも1000店舗達成が確実。その目標を支えるキーパーソンが北川徹氏。同氏はファイナンスパーソンは事業計画のPDCAを回す主導的役割を担う存在だというポリシーを持っていた。

第2回
青島伸治・管理本部業務執行役員ファイナンスディレクターに、マイクロソフトのファイナンスパーソンとしての仕事ぶりを伺った。社内数字の扱い方や仕事をするうえで必要な情報の取り方、ファイナンス部門と事業部門との関係性、組織を強くする方法など、話題は多岐にわたった。

第1回
CFOをはじめとしたファイナンス部門の本来の仕事は何か、そして旧態依然とした日本企業の経理部門はどう変わるべきなのか。その答えを探る本連載。第1回目は創業200年を超えるグローバルカンパニー、デュポンの橋本勝則・取締役兼常務執行役員に話を伺った。
