橋本卓典

共同通信編集委員

はしもと・たくのり/1975年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2006年共同通信社入社。経済部記者として流通、証券、大手銀行、金融庁を担当。09年から2年間、広島支局に勤務。金融を軸足に幅広い経済ニュースを追う。15年から2度目の金融庁担当。16年から資産運用業界も担当し、金融を中心に取材。

中小企業の相談窓口「よろず支援拠点」を10年ぶりに抜本見直しに着手、その知られざる実態とは
橋本卓典
政府は、全国の都道府県に設置している中小企業支援機関「よろず支援拠点」の役割や評価指標を抜本的に見直す。中小企業の生産性を向上させ、労働者の賃上げ実現につなげるため、「付加価値額重視」の運営に転換する。改革が求められている「よろず支援拠点」とは何か。地域金融機関が取引する中小企業にどのような支援をしてきたのか。その実態に迫る。
中小企業の相談窓口「よろず支援拠点」を10年ぶりに抜本見直しに着手、その知られざる実態とは
“仕事をした気”にさせるエセDXに要注意!地銀に蔓延する「誰得のアナログ仕事」の衝撃実態とは?
橋本卓典
毎年2000万枚を超える紙の決算書が、地方銀行などの地域金融機関にとてつもない業務負担をもたらしている実態を浮かび上がらせた、野村総合研究所(NRI)の衝撃レポート。後編ではデジタル決算書に移行した場合の未来について展望する。
“仕事をした気”にさせるエセDXに要注意!地銀に蔓延する「誰得のアナログ仕事」の衝撃実態とは?
決算期の地銀と中小企業を追い詰める「地獄の手入力作業」が時代遅れすぎて話題に
橋本卓典
野村総合研究所(NRI)が、地域金融機関などで処理される取引先企業の決算書に関する業務を分析した。その内容は、「東京・ハワイ間」に及ぶ2000万枚の紙を、毎年消費しているという衝撃的なものだった。
決算期の地銀と中小企業を追い詰める「地獄の手入力作業」が時代遅れすぎて話題に
地銀が「“物納”で地域課題解決」という新潮流、企業版ふるさと納税の実例と効果
橋本卓典
総務省によれば、2023年のふるさと納税の寄付額は初めて1兆円の大台を突破した。知名度不足から低迷していた企業版ふるさと納税も470億円と、21年度比で倍増した。連載『橋本卓典の銀行革命』の本稿では、企業版ふるさと納税の「物納」で自治体の課題を解決し、付加価値を創出している地域金融機関の知られざる取り組みを紹介する。
地銀が「“物納”で地域課題解決」という新潮流、企業版ふるさと納税の実例と効果
コスト管理不在、アナログ管理、赤字体質……、“中小企業あるある”の低生産性打破に必要な考え方とは?
橋本卓典
前回コラムで述べた通り、中小企業の低生産性の解決には、構造的問題の解決が必要だ。それなしに、日本が「低生産性」から抜け出すことは不可能だ。そしてその責任の一端は、中小企業と運命共同体である地域金融機関にもある。本稿では、地域生産性革命に挑戦する中小企業の事例を紹介する。
コスト管理不在、アナログ管理、赤字体質……、“中小企業あるある”の低生産性打破に必要な考え方とは?
「高コストで複雑な仕事」こそ美学、銀行員も知っておきたい中小企業の低生産構造
橋本卓典
日本が20年以上、世界一であり続けている「経済複雑性指標」。この耳慣れない経済指標を手がかりに、経済複雑性が賃上げを困難にさせる低生産性をもたらしてきたのではないかという、構造問題を掘り下げる。
「高コストで複雑な仕事」こそ美学、銀行員も知っておきたい中小企業の低生産構造
地域の魅力研究所代表理事・多胡秀人氏が死去、地域密着型金融の伝道者が遺した「宿題」とは?
橋本卓典
地域金融に詳しい、地域の魅力研究所の多胡秀人代表理事が6月17日午後、闘病の末、死去した。72歳だった。多胡氏は、政府が2003年に掲げた地域密着型金融「リレーションシップバンキング」の策定に関わり、書籍やブログ、交流サイト(SNS)でも活発に情報を発信。地域のための地域金融機関のあり方について舌鋒鋭い論陣を張り続けた。
地域の魅力研究所代表理事・多胡秀人氏が死去、地域密着型金融の伝道者が遺した「宿題」とは?
なかのアセットが「あえてのアクティブ運用」に挑戦するワケ【セゾン投信問題の深層・後編】
橋本卓典
「積み立て王子」との異名で呼ばれた中野晴啓氏が再始動した。セゾン投信時代から、パッシブ型ファンドを運用してきたが、新たに立ち上げた2本のファンドはいずれもアクティブ型。中野氏の投資哲学を知る人からは、変節したように見えるが、実際はどうなのか。「セゾン投信問題・後編」で詳しく見ていこう。
なかのアセットが「あえてのアクティブ運用」に挑戦するワケ【セゾン投信問題の深層・後編】
“積み立て王子” 再始動!新ファンド「なかのアセット」が運用開始【セゾン投信問題の深層・前編】
橋本卓典
「積み立て王子」との異名で呼ばれた中野晴啓氏が再始動した。セゾングループの“天皇”である林野宏会長により解任されてからわずか10カ月での復活だ。どのような軌跡を経て今に至るのか。セゾン投資問題の深層と題して、前編、後編に分けて振り返る。
“積み立て王子” 再始動!新ファンド「なかのアセット」が運用開始【セゾン投信問題の深層・前編】
「ピンチをチャンスに」こそ復興の本質、地銀&信金・信組が直面した能登半島地震のリアル【後編】
橋本卓典
能登半島地震の復興局面で金融機関が直面する課題、リスクとは何か。前編の震災時対応に続き、後編は少子高齢化、人口減少の進む地域における現実的な復興の道筋をさぐる。
「ピンチをチャンスに」こそ復興の本質、地銀&信金・信組が直面した能登半島地震のリアル【後編】
震災時に窓口を真っ先に開ける理由、地銀&信金・信組が直面した能登半島地震のリアル【前編】
橋本卓典
震災時に金融機関はどう対処すべきか。この知見は、あまり形式知として共有されていない。能登半島地震で地元金融機関はどういう判断を迫られ、どのような壁が立ちはだかったのか。前編と後編に分けて、震災金融のリアルに迫る。
震災時に窓口を真っ先に開ける理由、地銀&信金・信組が直面した能登半島地震のリアル【前編】
金融庁がリスク警戒!地銀・信金で広がる「仕組み貸出」の深すぎる闇
橋本卓典
一部の地域金融機関の間で、「仕組み貸出」と言われるスキームがはやっている。既に金融庁はリスク管理強化を要請しているというそのスキームとは、一体どのようなものなのか。背景を探ると、業界内ではやるだけの「うまみ」と「闇」があることが分かってきた。
金融庁がリスク警戒!地銀・信金で広がる「仕組み貸出」の深すぎる闇
「金融庁が初めて地域金融で役立つ施策を…」信金トップがそう評価した異例の政策とは?
橋本卓典
資金繰り支援から経営改善・事業再生のフェーズへ――。中小企業へ資金を提供していた地方銀行と信用金庫・信用組合は2024年、一つの転換点を迎えることになりそうだ。【2024年「事業再生」の隘路・後編】では、実際に事業再生を行うために必要な、数字と人を動かす秘訣(ひけつ)について考えていく。
「金融庁が初めて地域金融で役立つ施策を…」信金トップがそう評価した異例の政策とは?
「信金さんが嫌がって…」中小企業再生の現場にブレーキかける“及び腰”信金・信組の実態
橋本卓典
資金繰り支援から経営改善・事業再生のフェーズへ――。中小企業へ資金を提供していた地方銀行と信用金庫・信用組合は2024年、一つの転換点を迎えることになりそうだ。【2024年「事業再生」の隘路・前編】では、その背景と求められる役割について解説する。
「信金さんが嫌がって…」中小企業再生の現場にブレーキかける“及び腰”信金・信組の実態
58年の長期投資も!悩める中小企業の運命共同体になってくれる「安定株主」の正体
橋本卓典
中小・中堅企業を支援する企業として、知る人ぞ知る存在が中小企業投資育成だ。ベンチャーキャピタルや、銀行や信金・信組などの金融機関とは違う立ち位置で、企業の痒いところに手がとどく支援を行っている。その実態を紹介しよう。
58年の長期投資も!悩める中小企業の運命共同体になってくれる「安定株主」の正体
社保滞納問題は国の中小企業支援策と足並みをそろえよ、もう一つの「2024年問題」の深層(下)
橋本卓典
中小企業に対して、厳格な社会保険料の取り立てや差し押さえなどが、倒産の引き金を引いてしまう「社保倒産」。背景には、ちぐはぐな中小企業支援策の現状があった。もう一つの「2024年問題」と言われる、社保倒産の深層レポート(後編)をお届けする。
社保滞納問題は国の中小企業支援策と足並みをそろえよ、もう一つの「2024年問題」の深層(下)
社会保険料“裁量なき”滞納処分がもたらす惨禍、もう一つの「2024年問題」の深層(上)
橋本卓典
中小企業に対して、厳格な社会保険料の取り立てや差し押さえなどが、倒産の引き金を引いてしまうケースが、企業再生の現場で危惧されている。背景には何があるのだろうか。もう一つの「2024年問題」とも言われる事象の深層を前・後編に分けてレポートする。
社会保険料“裁量なき”滞納処分がもたらす惨禍、もう一つの「2024年問題」の深層(上)
“退職者=裏切り者”の時代は終わった!メガバンクの「辞め方改革」退職者におトクな特典も
橋本卓典
「働き方改革」があるならば、「辞め方改革」もあっていい――。「中途退職者=組織の裏切り者」の烙印(らくいん)を押されるのが当たり前の閉鎖的な銀行業界で、これまでとは違った動きが広がっている。中途退職者を敵視し、迫害するのではなく、外部の協力者、再雇用の有望対象者として捉え直す「アルムナイ(卒業者)戦略」だ。「お堅い」とされる組織文化の銀行業界で一体、何が起きているのか。銀行アルムナイの最前線を追った。
“退職者=裏切り者”の時代は終わった!メガバンクの「辞め方改革」退職者におトクな特典も
地銀のコンプラ重視経営は「従業員エンゲージメント」に関係なし!?重要なのは「長期の人材育成」
橋本卓典
地方銀行において、コンプライアンス意識や人事評価の適正感は、従業員エンゲージメントとの相関は低い――。こんな調査結果が、地銀業界内で話題になっている。調査内容を詳しく振り返るとともに、従業員エンゲージメントを高めるために地銀が取り組むべきことは何かを探った。
地銀のコンプラ重視経営は「従業員エンゲージメント」に関係なし!?重要なのは「長期の人材育成」
解任劇渦中のセゾン投信・中野会長が初告白!「事業買い取り、新会社設立も視野」
橋本卓典
クレディセゾン傘下の資産運用会社、セゾン投信の中野晴啓会長が実質的に更迭された。投資家やセゾン投信のファンドを扱う有力地方銀行の間では、動揺が広がっている。一体、何があったのか。解任劇の真相を探るとともに、筆者にだけ語った中野会長の「次の一手」について解説する。
解任劇渦中のセゾン投信・中野会長が初告白!「事業買い取り、新会社設立も視野」
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養