2021.6.21 北國銀行のビジネスモデルがシステムのクラウド化で一変する理由 5月、石川県の第一地方銀行である北國銀行が、日本の銀行(インターネット専業を除く)で初めて、勘定系システムをクラウドに移行した。クラウド化のメリットといえば、コスト削減がいの一番に上がる。だが、クラウド化で狙えるのはそれだけではな…
2021.5.18 銀行による「債権回収会社」の活用が地域経済を救う理由 政府・与党がコロナ禍で浮上する過剰債務問題の解決に向け、中小企業版の私的整理ガイドラインの検討を進めている。企業の事業再生や廃業を促し、地域の持続可能性を高めるために、金融機関が検討するべきこととは何か。
2021.4.16 「日本生命が地銀株売却」で噴き出すマグマ、地銀「信金くら替え」シナリオも 新型コロナウイルスをめぐっては、高齢者へのワクチン接種が国内でも始まったが、「第4波」への警戒、そして変異株の感染拡大もあり、経済への悪影響は長期化が避けられない。国のコロナ対策により、中小企業の倒産件数が低下しているため、地方銀…
2021.3.12 「震災支援機構の中小企業再生」に学ぶ、有事の地域支援で大事な2つのこと 古今東西、国家や組織の運営で共通するジレンマは、有事に直面したとき、何を優先し、どのように対処するのかによって、結果が大きく違ってしまうという問題である。
2021.2.22 「山口FG」と「きらやか銀行」が取り組む、地域価値向上の新ビジネスとは 前回のコラム掲載から約1週間後の1月27日、山口フィナンシャルグループ(YMFG)は福利厚生代行事業会社「イネサス」を設立した。地元企業への福利厚生サービスの提供や、サービス提供側の機会を創出することで、地元企業の雇用の安定と地域内経済の…
2021.1.19 コロナ後も「生き残る銀行」に必要な共通価値とは 2019年12月に金融検査マニュアルが廃止されたことは、銀行の歴史において、一つの時代が終わったことを象徴している。言うなれば、20年間続いた不良債権処理時代の終焉(しゅうえん)だ。
2020.12.14 銀行が生き残るために、「ドイツ軍」と「グーグル」から学ぶべきこと 100年前、人々は走り去る自動車を目にしていながら「馬なしの馬車」としか認識していなかった。今では担保を取って融資(証書貸し)をするのが当たり前の民間銀行も、当時は企業が毎月必要としている仕入れや給与支払いの運転資金を短期継続融資で…
2020.11.17 地銀再編による「準メガ化」は時代錯誤、地域金融が目指すべきビジネスモデル 100年前、人々は自動車のことを「馬なしの馬車」と呼んだ。見慣れた馬車のアップデート版にすぎないと認識したからだ。しかし、現実は違った。それまでの産業構造を次元の違うものに変えてしまうモータリゼーション革命が起きていたのだ。