祖父との釣りでは「釣れるなー!」と思ってました(笑)
石黒 おお、ちらっと思ったんですが、ほんとにそうなんですね! 僕、子どもの頃から釣りが好きで、金沢市出身なのですが、犀川上流でウグイ、金沢港でキスやカレイとかよく釣ってたんです。その頃から、針を外すのが痛そうで苦手だったのですが、大人になって動物保護の意識が高くなってからは、あれがもう無理で釣りをしなくなりました(笑)。
本庄 あ、私もです! 小さい頃、祖父に連れられて何度か釣りに行ったことあるのですが、その頃でも「釣れるな~!」と思ってやってました(笑)。
石黒 うはは! わかりますわかります、その気持ち。そうそう、実験動物の話しが出ましたが、そもそも、動物福祉の研究的な中では、どのようにカテゴリー分けをしているんですか? 分類をライフワークとしている僕としては気になります。
本庄 はい。ひとくちに動物と言っても、みなさんにとって身近な存在である犬や猫などの「愛玩動物」=コンパニオンアニマル以外にいろいろな動物がいます。まず、一般の人でも毎日生活と結びついている、牛や豚、ニワトリに代表的される「畜産動物」。そして、時にそれと一緒に語られることもありますが、たとえば農耕や、馬車などの「使役動物」。
石黒 あ、馬車ね!
本庄 ヨーロッパでは観光用でありますよね。それからあとは、さっきお話に出た、科学実験のためのマウス、モルモットなど「実験動物」。それから、サーカスや動物園など「展示動物」で、エンタテイメント動物とも言っています。そして、完全に人間のテリトリー以外で暮らす「野生動物」です。