キーマンのイライラは、支払いの「もたつき」にあり
お客様(上司)とタクシーに乗る際は、「お客様が右側(奥)、あなたが左側(手前/3人で乗車するときは真ん中)」に座るのがマナーです。
でも、この席次だと、あなたがタクシー料金を払い終えるまで、キーマンをお待たせすることになります。
あなたがぴったりのお金を用意していれば問題ないのですが、大概はおつりをもらったり、領収書をもらったりするはずです。
また、大きなお札しか持っていなければ、ドライバーさんのほうでもたついて、降りる気満々のキーマンを数分、待たせることになりかねません。
私自身も支払いでもたついてしまい、お客様をイライラさせてしまったことがあります。
特に、中小企業の社長にはせっかちな方が多く、「早く払え。そして早く外に出ろ!」と怒られたこともありました。
そこで、私が実践していること。それは「細かなおつりは受け取らない」ことです。
100円単位の端数は受け取らず、「おつりはいいので、コーヒーでも飲んでください」と言って、ドライバーさんにおごってしまいます。
そして、手短に支払いをすませ、すぐに降りる。
小銭よりも「お客様をお待たせしないこと」のほうがずっと大切です。
なぜ、200円の投資が500万円を生み出したのか?
コンサルティング会社のA社長とタクシーに乗ったときのことです。
目的地に着き、私はお金を払いました。おつりは200円。A社長を待たせてはいけないと思い、「おつりはいいから、缶コーヒーでも飲んでください」と言って、タクシーを降りたのです。
すると、「缶コーヒーでも飲んで」の意図を見抜いたA社長は、ニヤッと、ひと言。