国語は暗記! 暗記の2種類―「読む暗記トレ」と「書く暗記トレ」

  それでは、いままで多くの子どもたちに学習成果の挙がった暗記法をお伝えしましょう。
  私の塾で、「学力日本一」や「超難関校の合格」を達成した子どもたちが、これらの暗記法を身につけずに成功した例はありません。
  暗記には、「読みながら覚える方法」と「書きながら覚える方法」の2通りがあります。
  私はそれを 「書く暗記トレ」「読む暗記トレ」と名づけました。
  「読む暗記トレ」と「書く暗記トレ」は、最小の努力で最大の効果が出るように、3ステップで超カンタンにまとめています。
「暗記しなさい」と言うと、多くの子どもたちが黙って覚えますが、これはとても効率の悪いやり方です。
  黙って覚えると、頭では違うことを考えていたり、ほかのことに気を取られたりするので、時間がかかります。
  ですから、くりかえし読んて覚えてから、くりかえし書いて覚えます。

〔「読む暗記トレ」の3ステップ〕――カウント大作戦

【第2回】<br />国語は「暗記」です!<br />くりかえさなければ、絶対に伸びない!

①読む回数を決める(最初は5回程度から始めると、無理がなくてよい)
②声に出して読む
③読んだ回数を数える→確認テスト(何も見ずに口頭で言えるかどうかのチェック)

〔「書く暗記トレ」の3ステップ〕――まっくろ大作戦
①できるだけ、ノートを用意する(形式は自由)。新品でなくても大丈夫。古いノートの残りなどでもOK
②書く回数や書く行数を決めておく
③書くたびに、必ず、声に出す→確認テスト(何も見ずに書けるかどうかのチェック)

「決まった回数を読む」→「確認テスト」、「決まった回数を書く」→「確認テスト」の流れが一番、成果が挙がります。それから、暗記法のコツは、回数を決めてから、くりかえしをはじめましょう。

〔ちょっと気になる大人のための国語力チェック 解答〕〔漢検3級レベル〕
気炎万丈
※㋒ 他を圧倒するほど意気盛んであること。