④キャリアセンターの先生やOB訪問で出会った先輩に聞いていただく
  上記のサイクルを何度か行い、自分なりに完成したと思ったら、キャリアセンターや社会人の先輩に聞いていただきましょう。学生同士よりも、キャリアセンターの先生や社会人の先輩の方がいいです。
  
入社数年の先輩からは1次2次の現場面接官の視点のアドバイスをいただけるし、親の世代の社会人からは最終面接の視点のアドバイスをいただけます。
  その時いただいた質問をメモしておくことは忘れないこと。
  いただいた質問があなたの話し方の抽象的だったポイント、わかりにくかったポイントである可能性が高いからです。

  その質問をとりこんで、話をすると、面接官とのやりとりを1回ワープできるので、その分話が具体的になっていきます。
  これを繰り返していくと、わずか10分の面接を20分や30分間の濃さにすることができます。
  その分、面接の話が深くなっていくのです。

  就活が受験と大きく違うのは、「答え合わせ」ができないこと。どこで落とされたかわからないので、途方にくれたり、不安になったりします。なので、先輩がどう感じたかを聞くことは、曖昧な不安を具体的な課題へと変えていくことができます。

  この①〜④を繰り返していけば、必ず面接力は向上します。断言します。

  100倍の競争率と聞くと、大変だなと感じると思います。
  でも、上記のように、自分の自己紹介、志望動機を録音し、①〜④のPDCAサイクルを実践する学生は100人に1人です。
  どういうことか。
  上記のことをやるだけで、あなたは100倍の競争力を突破できる人になれるということなのです。

  本気で取り組んでいる人の真剣さは、面接会場に入って座るまでの一瞬に感じることができます。
  自己分析や面接にとことん取り組んで、もがいていた人の迫力は、話の内容だけでなく、姿勢、目線、しゃべり方すべてにあらわれてきます。
  「面接会場に入ってくるまでの第一印象と話の内容はほぼ正比例する」というのは、多くの面接官から聞く言葉です。

  面接の本番までどれだけ準備してきたか、それを面接官は一瞬で感じてしまうのです。

*次回、第3回(12/26)では、「面接で伝わらない言葉」について、お伝えしたいと思います。


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