どんな企業でもすぐに売上1億円を達成できる=「すぐイチ」の法則とは?!
全国の中小企業800社以上が絶賛!約6年で53期となる人気の「No.1ビジネスモデル塾」を主宰している著者が、この塾で教えている内容をわかりやすく、ストーリー+解説にまとめて1冊にしました。それが『すぐに1億円 小さな会社のビジネスモデル超入門』です。
今回はこの新刊の発売を記念して、本の中から抜粋、再構成をして紹介します。
儲かる会社に必要なのは
努力ではなく「仕組み」
儲かっている会社には必ず「儲かる仕組み」があります!
「何をやっても儲からないんです。どうしたらいいのでしょうか?」
多くの経営者や幹部、ビジネスマンから質問を受けると、私は決まってこう答えます。
「それは儲かる仕組みがないからです。儲かる仕組み、つまり“ビジネスモデル”を作らないといけません」そして多くの人がそれを聞くと、
「えっ? 努力が足りないと、怒られるかと思っていました」と言うのです。
はっきり言ってまったく違います。
「努力」と「儲かる」に、相関関係はないのです。
儲からないからといって休みも取らずにもっと努力すると、逆にますます儲からなくなります。
なぜかと言うと忙しすぎて、「儲かる仕組み=ビジネスモデル」を作る時間がなくなるからです。
美容室の経営者のあなた、ハサミを置いてください!
飲食店の経営者のあなた、包丁を置いてください!
そして業種を問わず、経営者の皆さんは、売上を作るプレイヤーの役回りを降りて、ビジネスモデルを作る時間を取ってください。
ビジネスモデルができれば、売上は面白いように作れるようになるからです。さらに「商売ってこんなに楽しかったんだ!」と実感できること間違いなしです。
私は、株式会社Carityのトップコンサルタントとして、2012年から、「No.1ビジネスモデル塾」という経営者や経営幹部向けのセミナー事業を主宰しています。そこで現在までに約800社を超える企業の経営の実態をみてきました。
業種業態も様々で、巷で有名な企業もあれば、これから創業するという方もいます。また、年商規模もゼロから数千億円と、かなりの幅があります。
セミナーを受講することで、ほとんどの企業がめざましい改善を成し遂げますし、中には奇跡的といってもいいくらいの結果を叩き出す経営者もいらっしゃいます。まったく儲かっていなかったのにビジネスモデルを作った途端、なんと売上が14倍になったり、ほかにも利益目標を簡単に達成できたりといった事例が次々と生まれているのです。
これは、珍しいことではありません。努力や根性の精神論ではなく、「儲かる仕組み=ビジネスモデル」をしっかり作り上げ、実行した結果、会社が飛躍的に成長したからなのです。
私は、ビジネスモデルなしに経営している経営者を見るとヒヤヒヤします。正直、怖さを感じます。そんな無鉄砲な経営で会社が続くはずがないからです。
良いモノを作れば売れる、価格が安ければ売れる時代は、終わりました。良いモノを作っても、安くしても、今は売れないのです。けれど、多くの企業はいまだに良いモノを作る、もしくはキャンペーンで値下げするのに必死です。