「手取りを増やす」ためには、税金の仕組みを知ることが早道。新刊『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65』)から、抜粋してそのエッセンスをご紹介します!

会社員が年金の手取りを増やす
4つのポイント

会社員が退職金と年金の手取りを増やすコツをまとめました。
(1)一時金で受け取れる退職金は一時金で。非課税枠である「退職所得控除額」をフル活用する

(2)退職金の年金受取り、企業年金、DCの年金受取りは、65歳ではなく、60歳からスタート。使い残しの多い60代前半の非課税枠「公的年金等控除額」を活用する

(3)少ない給料でも社会保険に加入する働き方を長く続け、国民健康保険と介護保険の加入時期を遅らせる

(4)高い利率のお宝個人年金保険は、一時金受取りも選択肢に

どれも「知らなきゃソン」なポイントです。定年になる前に知り、これらをひとつでも多く取り入れてください。

会社員が年金の手取りを増やすポイント
深田晶恵(ふかた・あきえ)ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。1967年生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーのメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じてマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上、「すぐに実行できるアドバイスを心がける」のをモットーとしている。ダイヤモンドオンライン、日経WOMAN等でマネーコラムを連載中。主な著書に『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂6版』『平均寿命83歳!貯金は足りる?定年までにやるべき「お金」のこと』(ダイヤモンド社刊)『共働き夫婦のための「お金の教科書」』(講談社刊)ほか多数。