人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します! 営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。

同じ指摘でも〇〇否定が
パワハラになってしまう!

前回、自己紹介や名刺を渡すときの伝え方のポイントをお伝えしました。

今回は、部下への伝え方がテーマです。

昨今、私が管理職向けの研修をしていても問題になるのがパワハラ=「パワーハラスメント」問題です。

今の時代は、上司がパワハラだと言われるのを恐れて、部下に注意ができない、強く言えない…という悩みが多いのです。

では、パワハラになる伝え方と、パワハラにならない伝え方とは何が違うのでしょうか?

まずは、パワハラの定義を確認しておきましょう。

パワーハラスメントとは、社会的な地位の強い者(政治家、会社社長・役員、大学教授など)が、「自らの権力(パワー)や立場を利用した嫌がらせ」のことで、略称は「パワハラ」。(wikipediaより)

簡単に言うと、相手がそれを「嫌がらせ」だと感じたらパワハラと言われてしまう可能性があるわけです。

それを恐れて部下を叱れない人が増えていますが、これでは部下は育ちません。

もちろん、今の時代、大声で相手を怒鳴ることや手を上げることは言語道断。ただ、静かに相手を注意しても、相手にとってはそれがパワハラと感じてしまうことがあります。

その線引きは、なんなのでしょうか?

例えば、部下がレポートの提出期限を守らなかったときにどのように注意したらよいでしょうか?