「人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
クロージングに有効な
「価値基準を変える」方法
この連載の第1回はコチラ
販売や営業の仕事をしていて一番難しいのがクロージングです。
話が弾んでいても、購入の段階になると
「んー、もうちょっと考えさせてください」
「悪くはないのですが、今は時期ではないので」
「ちょっと予算が足りなくて…」
こういった断り文句が来ると意気消沈…。
しかし、断られる理由は大抵同じはずです。
あなたの商品サービスではどのような断り文句を言われてしまうのか、まずは、列挙してみましょう。
たとえば、予算がない、時期が早い(今ではない)、決裁者と相談する、他のものも見てみたい、内容は良いが価格が合わない、予算内に収まっているが内容が物足りない…などです。
その断り文句に対して、対処法を持っているでしょうか?
そもそもは、その商品サービスに何らかの興味があって話を聴いています。
その中で断るというのは、どこかで納得感がないからです。
販売や営業の仕事は、お客様に商品サービスの価値を理解していただき、そこにお金を出すだけのメリットがあると思ってもらうことです。
その為に必要なのは、相手の「価値基準を変える」と言うことです。