取材記者も惚れた?
松井の八白らしい「熱い人情」

 そして、彼は「人情家」の一面もあります。
 松井氏は、マスコミの対応が素晴らしいという定評があります。

 どのメディアと接しても態度は変えず、バッテングの調子が悪いときでも、親切で丁寧な対応をしてくれています。
 契約更新時には、カメラマンが用意するおふざけの遊びグッズを使って、変顔をしてポーズをするなどサービス精神も旺盛でした。知る人は知っているかもしれませんが、ある記者会見で静まり返った会場を「おなら」をすることで爆笑の渦に変えてしまったことも。

 そして、極めつけは、松井氏の記者に対する態度だと思います。
 彼は、どんなメディアもどんとこいというスタンスらしく、記者にも家族がいて、記事(ネタ)を書くことで生活しているということを理解していると聞きます。
 だからこそ、きちんと誰とでも真摯に向き合ってくれるのだとか。頼られたら断れない、人情を大事にする八白らしいですね。私もジャーナリストなので、松井氏のような人が多くなってくれたらどんなに楽か実感します。(笑)

 さて、ここまで松井氏の人柄を「ナインコード」で語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?

 きっと、より松井秀喜という人間のファンになったという方も多いかもしれません。もし、あなたが「山の八白」の人間でしたら、ぜひとも、彼をお手本にしてみてください。彼が教えてくれる八白としての「不動心」こそが、きっと、あなたをさらなる高みへと導いてくれます。

 今年2019年は「山の八白」の人間が最も輝く一年。
 今年、松井氏にとって、何か大きな良い動きがあるかもしれません。彼の動向から目が離せません。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。