「ポイント投資バトル」が勃発!加速するプレーヤーの参入「ポイント投資なんてお遊びではないのか」と侮ってはいけない!(写真はイメージです) Photo:PIXTA

共通ポイント界で昨今ブームになっているのがポイント投資だ。貯まったポイントをそのまま使うのではなく、投資信託や株式投資などでバーチャル的に運用してもらおうという動きが広がりつつある。その実態についてお伝えしよう。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

現金・電子マネーに続く
第3の通貨になった共通ポイント

 消費増税時のポイント還元施策に参加する企業の名前が上がり始めている。報道によれば、カード会社には楽天カードや三菱UFJニコスなどの名が上がり、QRコード決済事業者にはLINEやPayPay、NTTドコモの名前がある。

 還元方法はポイントや支払額からの減額など事業者によりまちまちだが、楽天スーパーポイントが貯まる楽天カード、dポイントを運営するNTTドコモなど、共通ポイントの動向が主役になってきそうだ。

 他にも、三菱UFJニコスが発行するリクルートカードで貯まるのは、リクルートポイント。親和性が高いPontaポイントへ交換できる。PayPayについては現在のところ延期中だが、将来的にはTポイントとの連携も期待される。

 これらの共通ポイントは、すでに現金に近い形で私たちの暮らしの中に浸透しているといっていい。コンビニやドラッグストア、外食チェーンなどで支払いに使えるだけでなく、今注目のコード決済アプリの残高にチャージして支払えるものも多い。「おまけ」であった共通ポイントが、現金、電子マネーに続く第3の通貨になったのだ。