・お腹は気になるが、時間やお金をかけたくない
・運動はしているが、お腹の悩みを解決できない
・お腹を凹ませて、人生を変えたい
 そんな方のために、好きなものを食べても運動しなくてもやせて、腰痛、猫背などの不調も改善する「合理的な方法」をお伝えしていきます。ビジネスと同じで、まずお腹が出る原因を探り、目標を設定すれば、とるべき手段が明確になり、おのずと結果はついてくる、そんな方法です。

糖質制限は完ぺきに
したほうがいい?

植森美緒(うえもり・みお)
1965年生まれ。健康運動指導士。ダイエットに失敗した10年間の経験を生かし、リバウンドしない方法を提唱。自らもそれを実践し、最大60kgから14kg減量した体型を維持している。スポーツクラブ、カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、企業、女性誌など多彩なステージで活動を重ねている。実践のしやすさと続けやすさをモットーにしたセミナーは、その場で効果を実感できる点が参加者からも好評。著書に、『30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド』監修:石井直方(高橋書店)、『腹だけ痩せる技術』(メディアファクトリー新書)、『世界一簡単な「くびれ」の作り方』(PHP文庫)など多数。

 あくまでダイエットが目的でしたら、カロリー制限でも、糖質制限でもどちらでもよいと思いますが、血糖値に問題のない人がダイエット目的で極端な糖質制限を行うことは、正直、おすすめしません。

 糖質を極端に抑えると体重が減るペースが早い一方、リバウンドしやすいだけでなく体調を崩す人もいます。糖質を悪者扱いするような意見もありますが、そもそも体重がみるみる減るということは、本来、生き物として健全な生理現象とは言えないはずです。やせることばかりに気を取られてしまって、みるみるやせることはむしろ怖いことであるという社会的な認識が圧倒的に足りない気がします。

 ソフトな糖質制限では、思ったよりもやせないとがっかりした人も少なくないようですが、本来、糖質制限をすすめられるのは、血糖値が高い人です。血糖値が正常値の人は、やはりソフトなやり方にとどめるほうがよいと思います。

 糖質制限で大幅にやせると、お腹がたるんでしまうリスクも大きくなるからです。派手なCMで一躍有名になった個人指導のジムでは、糖質を減らすことで短期間に体重を落としているため、たるませないために、ハードな筋トレとプロテインで筋肉をつけるという手法をとっています。そのCMのビフォー・アフターで、ビフォーは上半身裸なのに、アフターでは洋服を着ていたタレントさんが何人かいたことに気がついた方がいるかもしれません。洋服を着ていた理由は、お腹がたるんでしまったからと考えるのが妥当でしょう。

 あくまでダイエット目的で糖質制限をするならば、お腹をたるませないためにも「ソフトな制限」にとどめて時間をかけてゆっくりやせるのが賢いやり方と思います。