商品、立地、オーナー対応3部門の勢力争い
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 24時間営業の是非を巡り、大揺れのセブン&アイ・ホールディングス(HD)。一連の問題の発端となったセブン-イレブン・ジャパン(SEJ)の社長は、古屋一樹氏から同社副社長だった永松文彦氏へと交代。HDは中核子会社のトップの首をすげ替えることで、沈静化を図ろうとしている。

 商品、立地、オーナー対応――。SEJではコンビニビジネスの要となる3部門が、水面下で勢力争いを繰り広げている。新商品を生み出す商品開発部門、出店戦略を手掛けるリクルート部門、加盟店対応に当たるオペレーション部門だ。

 ここで時計の針を1年前に戻してみよう。前社長の古屋氏は、リクルート部門出身。現HD社長で、古屋氏の前任のSEJ社長だった井阪隆一氏は商品開発部門出身で、両者の関係はしっくりといっていなかったようだ。

 そして、2018年3月1日付である人事が発令された。リクルート部門出身である大村利彦氏がオペレーション本部長に、逆にオペレーション部門が長い野田靜真氏がリクルート本部長に就いたのだ。この人事が、今回の24時間営業問題への対応でSEJが後手に回った“元凶”だと業界ではみられている。