「喉が乾く前にコップ1杯程度の水を飲むことが大事」というのは、皆さんご存じかもしれませんが、口さみしさからかジュースやエナジードリンクなどの味がついた糖分が多い飲み物を取ったり、オフィスにあるコーヒーばかりを飲んだりしていませんか。わざわざミネラルウォーターを買うためにコンビニに行くのも面倒くさいからと、日中の水分補給はランチタイムとオフィスで飲むコーヒーだけ、という方もいらっしゃいます。

 コーヒーやお茶といった温かいものを飲みたい気分のときは、ぜひ、白湯を飲んでみてください。コーヒーやお茶は水ほど量が取れない場合もあります。「ちょっとかっこ悪い」「貧乏くさい」と思うかもしれませんが、白湯は余分な刺激成分がなく、疲れた体を温めてくれます。普段、「お金を出して買うのは味のついたドリンクのみ」という方がこうして白湯を飲む習慣に変わると、「体が軽くなった」「胃が楽になった」と体感するケースもあるようです。

 また、夏バテしないよう、栄養補給を兼ねて野菜ジュースを飲む方もいらっしゃいますが、糖質を多く含むものなので、水分代わりに多く摂取するのはあまりおすすめできません。

 仕事量がいつもと変わらないはずなのにダルさや疲労を感じやすくなってきたら、脱水や熱中症に備えるべく、出勤前に水を買っておくなど、危険を予測した行動を心がけてください。

ミネラル補給はバランスを意識!
ポイントは「マグネシウム」にあり

 そして、夏場は、水分をしっかり取るだけではなく、汗をかいたときに共に失いやすいミネラルも上手に補給したいものです。特に気をつけたいのはナトリウムとマグネシウム。ナトリウム補給を目的とした塩飴などはコンビニにも売られていますし、ナトリウムが重要であることは割と知られているかと思います。しかし、ミネラルの働きは相互に影響を及ぼすので、ナトリウムさえ取れば万全というわけではありません。

「マグネシウムを取りましょう!」というのはあまり聞かれませんが、不足すると疲労感や血圧上昇など、体調不良にもつながります。夏バテをこじらせないためにも、意識しましょう。マグネシウムは大豆や種実(ナッツ類)、海藻などに多く含まれます。白米よりも玄米、というように「未精製」のものに多いため、インスタント食品や袋詰めのパンなど、加工度が高い食品ばかり食べているようであれば不足してしまいます。

 朝の納豆ご飯にゴマをふりかける、コンビニで選ぶおにぎりを玄米、ひじきやわかめなどの海藻入りのものにする、おやつに小魚入りのナッツを買う、など細かなところを意識して、マグネシウムを補給する機会をつくりましょう。