もう1つ重要なのは、肥満の予防です。運動して痩せて、太りすぎないこと。肥満を予防できている人は、痛風になりにくくなります。
尿酸値は加齢とともに上がっていきます。代謝が落ちて、筋肉も衰え、体内の尿酸が排出されにくくなるからです。中年以降の男性は特に気をつけてください。
痛風を予防すれば自然とお金が貯まる!?
痛風の前兆は、ちょっとした違和感です。足に嫌な感じ、ピリピリした感じといった症状が出ます。初回の発作だったら普通に通院して、痛み止めと消炎剤をもらって、おとなしくしていれば1週間か2週間ですみますが、それが何度も繰り返されて、大きな痛風結節になってしまうと、それこそ歩けなくなってしまいます。
そうした状態になれば、リハビリなどにたくさんのお金もかかるでしょう。でも、初期に治療すれば外来で全部終わりますし、抗炎症薬と予防薬くらいで済むので安上がりです。痛風の前段階の高尿酸血症のときから生活習慣に気を付ければ、もっと安くすみます。さらに、高尿酸血症になる前からビールとおつまみを安いものにかえれば、治療費自体がかからないかもしれません。運動もすれば、余分なお金を使わずに貯金できるかもしれません。
痛風にならない生活とは、お金があまりかからない生活です。健康になって、お金が貯まるなんてすばらしいと思いませんか。
(本記事はOpenDoctors[オープンドクターズ]からの提供記事です)