服について考えるのは、めんどくさい。アイテム選びがめんどくさいし、コーディネートもめんどくさい。そんな男性に向けて、新刊『服がめんどい――「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』で最短で私服を決める方法を説いた大山旬氏。「これさえ持っておけば間違いない!」という小物選びの理論を伝授する。

悪目立ちするとダサく見える

寒くなってきて、マフラーを巻いて出かける人も増えてきました。

女性とのデートのときに、おしゃれなマフラーを身に付ければ、グッと第一印象がよくなります。

しかし、街でよく見る「マフラーの失敗例」があります。
それが、こちらです。

デートには、このマフラーを巻いていけ!「ダメなマフラー」(イラスト:須田浩介)

複数の色を使ったマルチストライプのマフラーは、NGアイテムです

アイテム単体で見ると「おしゃれそう」に思うかもしれませんが、そういうアイテムこそ要注意

コートやダウンとの着こなしにまったく馴染まず、首元が変に目立ってしまいます

とはいえ、黒やグレーの無地のマフラーも、地味すぎて物足りません。
一体、どんなマフラー選びをすればいいのでしょうか?

2色のバイカラーがおすすめ!

男性が選ぶべきマフラーは、「表と裏で2色使いのもの」です。

程よいアクセントになり、非常におしゃれに見えます。

デートには、このマフラーを巻いていけ!「いいマフラー」(イラスト:須田浩介)

上のイラストのように、「ネイビーとブルー」の組み合わせは最強です。
他にも、「ダークグレーとライトグレー」や「ネイビーとブラウン」などの組み合わせもおすすめです。

素材は、「ウール」か「カシミア」がよいでしょう。アクリルなどの安い化学繊維のものは、毛玉になりやすいので避けましょう。
やや投資しても、長く使えたほうがコスパもよいです。何より、やや高い小物を身に付けると、全体の服もそれに引っ張られて「高そう」に見えます

もし、柄物のマフラーを選びたい場合は、「グレンチェック柄」「千鳥格子柄」であれば、シンプルで品よく見えます。

おすすめのブランドは、「ユナイテッドアローズ」「シップス」「エディフィス」などの自社オリジナル。あるいは「Begg&co」という専門ブランドです。
ぜひ、チェックしてみてください。

[著者]
大山 旬(おおやま・しゅん)
スタイリスト。株式会社SO styling代表取締役
アパレル販売職、転職アドバイザーを経て2009年5月に独立。一般人を対象に3000名以上のファッション改善を行う。主に経営者・専門家に向けたスタイリングアドバイス、およびビジネスにおけるキャリアアップを目的としたスタイリングを得意としている。また、日本最大のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」を主宰。大人の男性に向けてファッションの基本をわかりやすく解説し、利用者数は累計1000名を超える。
[絵]
須田浩介(すだ・こうすけ)
1987年生まれ。2008年創形美術学校卒業。卒業後、フランス・パリ国際芸術会館シテデザールに派遣。跡見学園女子大学、創形美術学校、非常勤講師。アクリルガッシュを使用したファッション感のある人物、動植物のイラストレーションを描く。商業施設のキャンペーン、書籍、雑誌挿絵、ポスター等の仕事を手がける。