累計27万部を突破! 『社内プレゼンの資料作成術』『プレゼン資料のデザイン図鑑』などプレゼンの定番シリーズ最新刊『パワーポイント最速仕事術』から、効果的なスライドを最速でつくる「パワポ操作法」を紹介します。著者は、ソフトバンク在籍時に、孫正義氏から何度も「一発OK」を勝ち取りましたが、超多忙だったため、そのような優れたプレゼン資料を「最速」でつくる必要性に迫られていました。その結果生み出された、超実践的な「パワポ仕事術」は、きっと多くのビジネスパーソンの参考になるに違いありません。

第1回 https://diamond.jp/articles/-/230055
第2回 https://diamond.jp/articles/-/230060

Photo: Adobe Stock

相手は聞く「必然性」を感じていない

 プレゼンは相手に関心をもってもらわなければ始まりません。

 そのため、社内プレゼンと社外プレゼン(営業や説明会など)では資料作成法は大きく異なります(下図参照)。

 社内プレゼンは利害を共有する身内が対象ですから、相手は「聞く姿勢」をもっていますし、企業理念や問題意識も共有しています。だから、画像やアニメーションは極力使わないシンプルな資料構成で、データ(グラフ)とロジックをしっかりと伝えることが重要です(詳しくは連載第2回参照)。とにかく最速で意思決定に必要な情報を提供することに徹するのが正解。無駄な画像やアニメーションは、かえって「真剣味」が伝わらずマイナスになると言ってもいいでしょう。

 一方、社外プレゼンの相手は、利害も願望も問題意識も共有していない「第三者」です。だから、相手は、私たちのプレゼンを聞く必要性を感じていません。これが、社外プレゼンの出発点なのです。そのような「第三者」の興味・関心を惹きつけるためには、ロジックのみならず、「感情」を動かすことを強く意識しなければならないのです。

 ですから、社外プレゼンでは、直感や感情に訴えやすい画像やアニメーションを効果的に使う必要があります。また、それだけではなく、プレゼン資料全体の構成も、相手の「感情」を意識しながらつくり上げていく必要があります。

 前回お伝えしたように、社内プレゼンは「1課題→2原因→3解決策→4効果」のロジック展開ができてさえいればOKですが(下図参照)、社外プレゼンでは、このロジックをベースにしながら、聞き手の「感情」に訴える構成を考える必要があるのです。