時間をかければできる作業、時間をかけてできない仕事もあると思います。企画や提案をまとめるなど、考えても考えた時間分のアウトプットが出ない場合もあります。それでもアウトプットするために必要な時間ではあります。
しかし、後から「何に時間を使っていたのか」と思い出そうとしても、自分でも空白の数時間になってしまうこともあります。何を検討した時間なのか、どんな成果を出すために使った時間なのか、メモを取っておくことも大切です。
テレワークをスタートさせる時点で、1日の終わりには「どこまでを目指すのか」という成果を明確に設定して共有しておくことも大切です。
◎ポイント4:周囲との連携のためのコミュニケーションは必須
在宅勤務では、オフィスと在宅、在宅同士とも連携しながら仕事を進める必要があるわけです。
対面で伝わるのが10割だとすると、電話だと6割、チャットだと4割、メールだと3割程度でしょうか?その程度だと思っていてください。足りない分はどう補いますか?
例えば、チャットと電話、メールと電話、前日・翌日に対面でしっかり話すなど、やり方は工夫してください。とにかく、コミュニケーションツールによってはお互いの理解が足りないことがあることを自覚し、普段より丁寧にコミュニケーションを取る必要があります。
コミュニケーションのツールにはそれぞれ特徴があります。オンライン会議システムは表情が見えるので、対面とそん色なく会話ができます。意外と設定に時間がかかることもあるため事前準備は必要です。複数で会議をする場合には、ホスト(主催者)とゲスト(招待者)の役割分担を事前に決めておきましょう。
チャットは気軽に会話ができますが、情報が流れるので、エビデンスが必要なコミュニケーションには向きません。メールは開封が見えないこともありますが、後から見直すことができるため意思疎通の確認とエビデンスが必要な場合には有用です。