◎ポイント5:スケジュール管理とタスク管理を分けて考える
スケジュールとタスクは分けて管理していますか?
どちらも「仕事の目的」を果たすために大切なのですが、スケジュールは時間を細かく分けて何をどこに当てはめたらいいのかを仕事の全体像から当てはめて考えていきます。一方、タスクはスケジュールどおりに仕事を進めるために、やるべきことを項目に落とし込んでいきます。
大まかなスケジュールを決めて、タスクにして効率的に進められるように組み立てていくわけですが、その際、オフィスでしかできないことと在宅でもできることを仕分けていき、さらに創造的な仕事なのか、定型的な作業なのかを分けていくとよいでしょう。
以下のようなマトリックスにすることで、在宅の時間を効率的に活用するとよいでしょう。
このマトリックスは例ですので、ご自身のタスクを洗い出し在宅勤務の予定を立てる際の整理にご活用ください。
テレワークは
メリットを明確にして活用しよう
テレワークはうまく使えば、本当にメリットがあります。通勤時間はゼロですし、隙間時間にちょっとした家事ができたり、お昼休みの時間も自由に使えます。
その反面、どこまでが仕事でどこからが自分の時間かという境目がわからなくなります。仕事とプライベートはシームレスになりつつありますし、創造的な活動は遊んでいる時に思いつくこともあります。それはそれでいい効果もあるのですが、セルフマネジメントができなければ悪影響もあります。
また、家庭の事情でテレワークができない人もいます。オフィスに残っている人に負荷がかかってしまわないような気遣いも必要です。チームが離れているからこそ意識して距離感を縮める工夫が必要なのです。
ワークライフバランスという考え方から一歩進めて、ワーク&ライフを積極的にマネジメントするという考えが必要です。テレワークという制度を活用しながら最終的には仕事で成果を出すためにどんな仕事が在宅だとよいのか?どんな仕事はオフィスでやるのがよいのか?戦略的に考えたうえで、周囲と連携を取りながら仕事の効率化を目指しましょう。
また、マネジメントする方もマイクロマネジメントになりすぎることなく、仕事の成果を最大化するためにはある程度の裁量を渡しておくことも、部下のモチベーションを上げるためには大切なことです。