プログラミングのすすめ#6
Photo by Yoshihisa Wada

巣ごもりを余儀なくされる今年のゴールデンウイークは、AI時代に必須のスキル、プログラミングの知識を身に付けるチャンス。特集『今こそ!プログラミングのすすめ』(全13回)の#6は、南場智子・DeNA会長のインタビュー。全ての業界の常識が覆る大変革期に生き残るのは、人だけでなく、コンピューターの潜在能力をも引き出せるマネジャーだと、南場氏は警告する。

「週刊ダイヤモンド」2018年5月12日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

  今回のデジタル革命の波というのは、例外なく全ての産業に大変革を強いると思います。

 AIの波は本格的なものです。これまでも「うねりが来る」といわれてはいたんですが、実際には小さな波だった。それが今回はディープラーニングなどによって本当に大きいうねりとなって、全ての業界にインパクトを与える。

 ここ5年が大きなターニングポイントになるでしょう。長くても10年後には、もうかなり様子が変わっている。全ての業界がAIやビッグデータ、IoT、ロボティクスなどによって、常識を覆されるような大変革を経験することになると思う。

「うちは、間接部門の省力化にどう生かせるのか、そこから検討を始めている」では遅い。かなり遅れていると言わざるを得ない。本業がガラッと変わるわけですから。

 本業が根底から変わるとなると、「大事なところは守りたい」という発想が頭をもたげるかもしれない。自分たちの仕事が奪われてしまう、と。

 でも、恐怖から守りに入ろうとなった瞬間に、その会社の5年後、10年後の負けが決まると思う。

 そういうリスクを感じたのなら、自らの事業を捨て、変えていく。改革し、他の領域を攻めていく。自ら壊していかない限りはゼロになってしまうと思うのです。