今はこんな活動をやりたくてもできない。自分の会社にもお客様の会社にも行かず、遠隔で契約を取っていかなければならない状況になった。

 この急激な変化についていけず戸惑っている人が多い。昔からの知り合いの営業マンの方も「これからどうやってお客様にアプローチしていけばいいか分からない…」と嘆いている。

 この変化に対応するためにぜひ知っていただきたいツールがある。

 それは「営業レター」というものだ。

アナログな郵便や手紙が
有効な理由

 営業レターとは、お客様やクライアントに“役立つ情報”を定期的に送り、信頼関係を構築していくツールである。主にアナログツールの手紙や郵送物を活用する。

「今さら手紙?郵送物?」と思った方もいるだろう。

 しかし、こういったアナログツールの方が地味だが、ジワジワと効果を発揮する、今の時代に最も強力なツールの1つなのだ。

 もちろんSNS、メルマガ、メールなどで「こんなお得情報があります!」といった内容を書いて提供してもいい。

 ただ、今の時代、問題なのは“デジタルツールや情報が既に飽和状態にある”ということだ。

 実際、あなたのところにも毎日さまざまな情報が届くだろう。メールはもちろんのこと、SNSの広告など少なくて100通、多い人なら300通以上も届いたりする。

 もちろん「ライティング技術を磨いて勝負する!」といった手もあるだろう。

 しかし、これほどまでライバルが多いレッドオーシャンで勝ち抜くのは至難の業だ。であれば、ライバルの少ないブルーオーシャンであるアナログツールに目を向けた方が利口である。

 例えば、今、あなたの家のポストには、お礼状や手紙がどれほど届くだろうか?1日1通届くかどうか、といった感じだろう。

 ブルーオーシャンで勝負すればおのずと勝率は高くなる。これはご理解いただけると思う。