「さよなら、おっさん。」プロジェクト

出口 それをみんなが忖度していわない。おかしいことはおかしいという社会にしないといけません。
 さすがに文部科学省も、OECD基準に合わせ、探究力や自分の頭で考える教育をやろうと舵を切りつつあります。
 大人がおかしいことはおかしいといい、忖度せずにいいたいことをいわなければ、社会はよくならない。

 2018年6月26日、NewsPicksが「日本経済新聞」に、「さよなら、おっさん。」キャンペーンをのせました。
 その趣旨は下記のとおりです。

 おっさんとは、50代、60代のおじさんを意味するのではない。
 おっさんとは、旧来の価値観を墨守し、自分で何一つやろうとせず、リスクをとらない人たちをおっさんと呼ぶのであって、高齢男性を指した言葉ではない。
 おっさんは若者にも女性にもいる。

 ただ相対的にはこういうタイプは、50代、60代の男性に多いので、「さよなら、おっさん。」とネーミングし、こういう人たちを日本からなくそうというプロジェクトを始めた。

 こんなプロジェクトをみんなでもっともっと始めたらいいですよね。

 過去の僕の『哲学と宗教全史』全連載は「連載バックナンバー」にありますので、ぜひご覧いただき、楽しんでいただけたらと思います。