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安心して老後生活を楽しむ
失敗しない資産管理の方法とは?

 一般によく言われるのが自分の資産を分散して持つことの重要性である。特に昔から「財産三分法」ということが言われており、自分の財産は「不動産」「現預金」そして「有価証券」の3つに分けておけば、資産価格がどのように変化しても対応できるとされる。

 これは旧安田財閥の創始者である安田善次郎氏が唱えたとされているが、この考え方が現代にも通じるかと言われるとやや疑問である。

 確かに資産家にとってはこのアドバイスは有効かもしれないが、一般のサラリーマンや定年退職者にとっては、少ない資金を分散していてもあまり意味はないし、現実には多くのサラリーマンにとって、資産の大半は自分の住む家であることが多いので、この「財産三分法」はあまり現実的なものではないだろう。

 もちろん筆者もこのように「財産三分法」を実践できるほどの資産は到底持っていないが、定年退職を経験した者として実践している三分法がある。それが「老後資金の三分法」だ。
昔から言われている「財産三分法」はお金の置き場所を分けなさいという意味である。これに対して筆者が実践している「老後資金の三分法」はお金の置き場所のことではなく、お金の使い道と資金の出どころを考えて、それらをマッチングさせるという考え方だ。